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中国“サンゴ密漁船”が6倍に増加11月5日 6時01分
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小笠原諸島の周辺で中国漁船がサンゴを密漁しているとみられる問題で、島に近い領海内を航行する船がこの数日で6倍に増加していることが、海上保安庁の調査で分かりました。
この海域では6日にかけ台風の接近が予想されており、海上保安庁は漁船に対し、速やかに島から離れるよう呼びかけを強めています。
中国のサンゴ漁船とみられる船の活動海域は、小笠原諸島の沖合だけでなく、その北の伊豆諸島に近い海域にも広がり、海上保安庁によりますと、先月30日に212隻、3日も205隻が確認されています。
こうしたなか、小笠原諸島や伊豆諸島南部には、6日にかけ台風20号が近づくと予想され、漁船は台風を避け南下する傾向にあるということです。
これに伴って、島に近い小笠原諸島沖の領海内を航行する船は、先月30日の9隻から、3日は59隻へと、この数日で6倍に増加しているということです。
このため島の住民から、漁船が台風を避けて港に入り、船員が上陸しないか不安だという声が出ていて、海上保安庁は漁船に対し、速やかに島から離れるよう呼びかけを強めています。
さらに万が一、漁船が島に近づいた場合は理由なく上陸させないよう、沖合で立ち入り検査を行うなど警戒を強めることにしています。