4日の東京株式市場で日経平均株価は連日で大幅高となり、4日続伸した。終値は前週末に比べ448円71銭(2.73%)高い1万6862円47銭で、2007年11月1日以来、約7年ぶりの高値。前週に日銀が追加の金融緩和を決めたことをきっかけに、外国為替市場で一時1ドル=114円台まで円安・ドル高が進行。輸出採算の改善を見込んだ投資家の買いでトヨタやソニー、日立などが軒並み年初来高値を更新したほか、株式相場の先高期待から野村や大和といった証券株も急伸した。
JPX日経インデックス400は4日続伸。9月25日以来、約1カ月ぶりに年初来高値を更新した。終値は前週末比335.10ポイント(2.75%)高の1万2507.72だった。東証株価指数(TOPIX)も4日続伸し、同様に約1カ月ぶりに年初来高値を更新した。終値は35.01ポイント(2.63%)高の1368.65で、08年6月19日以来約6年4カ月ぶりの高値になった。
東証1部の売買代金は概算で5兆4304億円。日経平均が急落した13年5月23日以来、約1年5カ月ぶりの高水準。売買高は52億898万株と、13年5月24日以来の多さだった。東証1部の値上がり銘柄数は全体の65%にあたる1198、値下がりは563、変わらずは72だった。
ソフトバンクやファストリ、ファナックといった日経平均への影響度が大きい値がさ株が上昇した。三菱UFJや三井住友FGといったメガバンク株も上げた。金融緩和の恩恵を受けやすいとみられる三井不や住友不など不動産株も高い。半面、NTTやNTTドコモ、日東電が下げた。
東証2部株価指数は続伸した。Jトラスト、ソディックが上げた。半面、田淵電やアゼアスが下げた。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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