弊社OVA『聖ヤリマン学園援交日記 THE ANIMATION』をはじめ、『恋騎士 Purely☆Kiss THE ANIMATION 「エルシア=ハーヴェンス」』、『恋騎士 Purely☆Kiss THE ANIMATION Limited Edition 「藤守由宇」』に、最新作『ばくあね 弟しぼっちゃうぞ! THE ANIMATION』を手掛けられている現在、イケイケノリノリ新進気鋭の若手アニメ監督。
24年の時を超え、今なぜか――
女の子とヤることしか頭にない鬼畜戦士・ランス。
彼のゆく所、美女の悲鳴がこだまする……。
1989年(平成元年)に発売された『Rance -光をもとめて-』のリメイク作品。
懐かしい「コマンド選択式アドベンチャー」はそのままに、新たなシナリオ、グラフィック、戦闘システム、サウンドで全てを再構築。
初めてプレイする方は『ランス』シリーズ第一作目として若い鬼畜戦士の活躍を、以前プレイされた方はキャラクターや物語の変化を、各々お楽しみいただけます。
――18禁PCゲーム業界では知らない人はいないと言われているアリスソフトさん原作の『ランス』シリーズの内、『ランス01 光をもとめて』をアニメ化することになった経緯を教えていただけますか?
担当プロデューサー 小陰(以下、小陰P)
弊社ブランド、ピンクパイナップルでは以前よりアリスソフトさんの原作をお借りして、数々の作品を手掛けさせていただいておりました。その経緯を踏まえ、2013年に24年の歳月を経てリメイクされ、市場でも評判を呼んでいた『ランス01 光をもとめて』を是非アニメ化できないものかと、(株)セブンの堀江氏と西川監督に声をかけたのをきっかけに、一緒に企画したことが始まりになるのかな。
西川貴史監督(以下、西川氏)
熱烈なユーザーがいらっしゃるアリスソフトさんの、しかも誰もが知っているシリーズのアニメ化に向けたお話を頂いた時、正直驚きました。それ故に、慎重に製作企画を練る上で、ピンクパイナップルさんの熱意を受け止めながら、自分の意気込みも合致させることができ、それが結果としてアニメ化することができた要因と言えるのではないしょうか。
制作会社(株)セブン 堀江社長(以下、堀江氏)
西川監督の特徴と言える「ドラマ性」と「エッチシーンでの特殊性=西川監督しか描けないシーンと演出」を、最新エロアニメ事情と過去の名作を当てはめた時、どんな化学反応が起こるのか?敢えてチャレンジしよう!というのが監督にあったし、ピンクパイナップルさんもそれがあったので、それが見事にマッチングした結果だと思っています。
――その課程でご苦労された点、報われた点はございましたか?
西川氏
これだけ長く続いているシリーズ作品故に、ファンも多く、熱意も高いので、アニメ化において全ての要望、期待にお応えしなければいけないというプレッシャーがもの凄くあります。もし、それだけのものを応えられた時は、大きな反響を得られるのかとも思っております。
私自身、ファンタジー作品を常にやりたいと思っていたので、そういう意味で今作品は非常にワクワクしています。自分のやりたいという想いが、実際に作品に焦点が当たった、それが報われたという事になりますね。
――今回『ランス01』をアニメ化するのですが、これは24年前の作品です。監督自身、この『ランス』シリーズに思い入れはございますか?
西川氏
当時、色々発売されていたファンタジー作品のイチ作品としてもちろん、プレイさせていただきました。その作品が昨年、リメイク版として発売されたので、改めてプレイしてみました。今は文章を読ませるゲームが多い中、『ランス01』はストーリーがサクサク展開して、RPG部分もあって楽しめる、テンポが凄い良くて痛快でした(笑)。
登場キャラでは、「シィル・プライン」に思い入れが強いです。というのも、ランスからポコポコ叩かれて、「ヒィー」というのがもの凄くカワイイですよ(笑)。そんな彼女が報われるよう、シナリオで盛り込んでいきたいと思っています。
――OVA『ランス01 光をもとめて THE ANIMATION』製作に向けて意気込みをお願いいたします。
西川氏
気づいたらエロアニメを製作するのがこの作品で7本目になります。最近、エロアニメの創り方が自分の中で固まってきたこと、そして、その手法を理解してくれる作業スタッフが揃ってきた。今作は引退を覚悟……、というか一区切り、自分にとって集大成にする想いで作業に取り掛かりたいと思っております。
小陰P
引退作!? 監督の評価はうなぎ上りですから、そう簡単に引退なんかさせませんよ(笑)。まぁ、それだけ監督が今作にそれだけの意気込みを見せているので、非常に期待しております。
堀江氏
監督にはその想いを集約して本作品に取り掛かっていただきます。そして、渾身の作品ができればしばらくは足を洗えるのかな(笑)。
――本日はお忙しいところ、ありがとうございました。
西川氏&小陰P&堀江氏
ありがとうございました。
インタビュアー:学淫
インタビュイー:西川貴史監督/当社担当プロデューサー 吉田小陰/制作会社(株)セブン 堀江社長
(取材場所・協力:にゅーあきば編集部)