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米女性の「尊厳死」非難=バチカン

時事通信 11月5日(水)0時1分配信

 【ジュネーブ時事】バチカン(ローマ法王庁)のイグナシオ・カッラスコ・デパウラ生命アカデミー会長は4日、末期の脳腫瘍を患っていた米国人女性ブリタニー・メイナードさんが薬物を服用して自殺したことについて、「(生命の)尊厳と自ら命を絶つことは別問題だ」と非難した。
 ANSA通信によると、デパウラ会長は「人物については判断しないが、(自殺という)意思表明は批判されるべきだ」と指摘。ほう助を受けた自殺は「ばかげている」と言い切った。
 メイナードさんはインターネットで「尊厳死」を宣言し、1日にオレゴン州の自宅で自ら命を絶った。生前に雑誌などに取り上げられ、尊厳死をめぐる議論を呼んだ。 

最終更新:11月5日(水)1時44分

時事通信

 

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