海外旅行に行く時、あなたは何を目的にしてますか?
リゾート、買い物、美術館、大自然などですかね。
でもそんな定番はもうマンネリ。 どうせならもう少し通っぽいところに行きたい。
そんなあなたにオススメなのがそう……
古代遺跡です!
世界の歴史的な街、ローマやイスタンブール、アテネは訪れるには素晴らしい街ですね。
何千年も昔から存在する遺跡や史跡を巡るのもよし、現代的な観光地や食事だって楽しめます。
しかし、歴史や神話に詳しい人は、
ローマやアテネの有名な街よりもっと伝説的な古代都市があったことをご存知でしょう。
多くの古代都市はもう残っておらず、伝説でしかありません。
現代科学が進歩し、古代都市の場所をピンポイントで見つけることが出来るようになりましたが、
それまで歴史家や考古学者でさえ、その存在を知らなかったケースもあります。
もし、これらの古代都市が現在でも存在したなら、世界で最も美しい都市の一つになっていたでしょう。
多くの場所は、今でもその驚くべき建築技術や偉業の一端を見ることが可能です。
もちろん、最盛期の都市を訪れるのとはだいぶ異なります。
しかし、ヘレン・オブ・トロイやアレクサンドロス大王がかつてそこに生きていたと想像してみましょう。
あなたの目に映る風景が、違ったものに見えてくるかもしれません。
15. カルタゴ(チェニジア)
古代都市カルタゴは、紀元前9世紀頃に伝説の女王エリッサ、またの名をディードーの指揮の元、
フェニキア人によって現在のチェニジアに建設されました。
この国は大きく、豊かな国で、その地域の強豪国となりました。
そのことから、シラキュースやローマなど他の地中海の国々から敵対視されるようになるのです。
カルタゴはローマによる侵略には屈しませんでしたが、
698年、ムスリム人による征服によって滅びてしまいました。
カルタゴの最盛期には、丘の上に広場やモザイク模様の建物、粘土で舗装された道など美しい街が広がり、 それは素晴らしい光景だったに違いありません。
14. トロイ(トルコ)
トロイはかつて、トロイア戦争が起こった場所として有名です。
トロイを訪れる人はその小高い都市の上から、かつて戦いが行われ、
神話に出てくる神が歩き回った平原を一望することができました。
考古学者たちはその広大な土地に残った多くの遺跡を慎重に調べてきました。
これらの遺跡は何千年ものあいだそこに立ち続け、私達に神話の都市の残像を見せてくれます。
実際トロイは、とても魅力的な場所であったでしょう。
13. ティカル(グアテマラ)
古代都市ティカルはグアテマラの奥深い熱帯雨林の中にあります。
ティカルは古代文明マヤの大都市であり、軍事と政治の中心でした。
紀元前400年頃から建設が始まり、西暦200~900年にかけて繁栄を極めました。
発掘により、ティカルには多くの記念碑や、寺院、宮殿があったことがわかりました。
美しい芸術と素晴らしい建築物に溢れた街だったのでしょう。
そんなティカルを訪れた者は、繊細な彫刻と美術品で満ちたピラミッドに心奪われていたのかもしれません。
12. メンフィス(エジプト)
広大なエジプトの都市メンフィスは、紀元前3,100年頃、エジプトの最初の王朝期として建設されました。
メンフィスは当初、要塞都市であり、土地を支配することと、
エジプト北部とナイル川のデルタとの水路のための都市でしたが
後に宗教の中心となり、たくさんの寺院と芸術品を持った首都になりました。
寺院や王宮、そして有名なラムセス2世の像はかつての古代都市の一部でした。
遺跡は今でも存在し、見て回るには素晴らしいところです。
しかし、それらはかつて栄華を極めた古代都市のわずかな名残りでしかありません。
11. バビロンとバビロンの空中庭園(イラク)
古代メソポタミア地方、バビロニアの都市バビロンはその栄華と革新で有名でした。
現在、都市の遺跡はチグリスとユーフラテス川の間に位置しています。
しかし、バビロンの空中庭園は世界七不思議とされ、
未だにそれが存在したという確かな証拠は見つかっていません。
伝説によれば、庭園はネブカドネザル2世がホームシックにかかった妻のために建造したそうです。
彼は石板と灌漑を使い、砂漠のど真ん中にテラスガーデンを作り上げました。
現在まで姿をとどめるためには、もう少し灌漑の技術が優れている必要がありましたが、
もし、空中庭園がまだ存在していたら、それは美しい光景を見ることが出来たでしょう。
文字通り、砂漠の中のオアシスになったに違いありません。
10. クテシフォン(イラク)
クテシフォンは古代パルティア王国の首都であり、現在のイラク、チグリス川に位置していました。
クテシフォンは先進的な建造物と技術を持っており、
その最盛期は、訪れるに値する素晴らしい都市だったでしょう。
クテシフォンのランドマークの一つに、広大な謁見の間に続く、アーチがあります。
このアーチはとても良く作られていて、
現在でも世界一大きい石造りのアーチとして、その形をとどめています。
9. モヘンジョダロ(パキスタン)
現在でのパキスタン、インダス文明があったとされる場所にモヘンジョダロはありました。
紀元前2,600年頃に作られ、ギリシャやエジプトの名の知れた街と同じぐらいの規模を誇りました。
モヘンジョダロは現地の言葉で「死の丘」を意味し、歴史学者が足を踏み入れるまでは、
非常に古い時代の死者が眠る墳丘として、地元民は恐れて近よらない禁忌の領域だったそうです。
この都市に住む人びとは土木工事において素晴らしい知識と技術を持っていたに違いありません。
かつて、このエネルギッシュな街にあったであろう複雑な作りの家や、店、道がそれを証明しています。
8. メサ・ヴェルデ(アメリカ)
古代世界において、最もユニークな都市の一つとされるメサ・ヴェルデは、
アメリカの南西、メサ・ヴェルデ国立公園にあります。
アナサジ族によって作られた600を超える岩窟住居で有名です。
岩窟住居は砂岩、木材、しっくいで作られ、崖にぴったりと沿った形で建てられています。
この岩の住居には約100人の人びとが生活し、入るにははしごを登らなければなりませんでした。
言うまでもなく、メサ・ヴェルデの開拓は他に類を見ないような珍しいものだったでしょう。
7. アニ(トルコ)
絵のように美しい丘に1,001個もの教会が建つ光景を思い描いてみてください。
そんな幻想的な風景をかつて持っていたアニは現在のトルコに位置しています。
アニは10世紀ごろ、アルメニア王国の首都でした。
たくさんの華麗な教会の遺跡が未だにその姿を残し、かつての美しい芸術と建築技術を見せています。
アニはまた、その人口の多さも有名で、
東ローマ帝国の首都コンスタンチノープルと争っていたと言われています。
6. テーべ(エジプト)
太陽の神アモンが祀られたテーベは、豪華で裕福な都市でした。
テーベに残る伝説の寺院の遺跡は今でも訪れるのに素晴らしいところです。
有名なツタンカーメンの墓もテーベにあります。
街がまだ栄えていたころ、テーベはフレスコ画や彫刻、彫像の職人が集まる都市でした。
テーベの人びとは街のあちこちに彼らの富の象徴を置き、見せびらかしていたようです。
いくつかは何千年後の今でもその形をとどめ、訪れる者にかつての栄光を見せつけています。
5. ヴィジャヤナガル(インド)
現在のインドに位置するこの都市はかつて、人口500,000人の世界で最も大きい街の一つでした。
インドの南側を占めたヴィジャヤナガル王国の首都で、
当時はたくさんの心安らぐスピリチュアルスポットがありました。
美しく、壮大なヒンドゥー教寺院は今でも訪れることができます。
他にも洞窟、排水管、公民館、そして寺院や信仰のための建物など
多くのものが街の至るところで見られるでしょう。
4. ペルセポリス(イラン)
イランにあるペルセポリスは、建造するのに一世紀以上もの時間が費やされました。
しかし、それだけの時間をかける価値はあったでしょう。
約2世紀の間、世界一裕福な街と言われたペルセポリスは、
現存するほとんどの街とくらべても、より美しいものだったに違いありません。
高台には巨大で複雑な作りの建物があり、
側面には奴隷や王、役人、そしてペルシア王国を象徴する図形の彫刻が施されています。
またペルセポリスには荘厳な柱やホールを持つ、巨大で煌びやかな王宮がありました。
しかし、残念なことにこの王宮はペルシア王国を破壊しようとしたアレクサンドロス大王によって燃やされてしまいました。
3. パランケ(メキシコ)
パランケはメキシコの平野に造られ、かつてマヤ文明において最も強大の都市の一つでした。
素晴らしい建築物と優れた土木技術をもち、数千年も前に滅びたにもかかわらず、
パランケの遺跡は現在でも訪れる者に、驚きを与えてくれます。
パランケは先進的な主要都市で、演壇場や宮殿、広場、スポーツアリーナを備えた建物がたくさん残されています。
現在でも使われているような水道管があり、排水施設も整っていたパランケの生活は快適だったでしょう。
もしあなたが生け贄として連れて来られなければ……
マヤ文明の慣習や宗教を示した史料には、
パランケには人間を生け贄として捧げるための場所があったとされたいます。
言うまでもなく、パランケには敵としてではなく、友好的なお客さんとして来たいですよね。
2. ペトラ(ヨルダン)
ペトラは映画インディ・ジョーンズで有名なところです。
街は現在のヨルダンにあり、バラ色の岩に文字通り、彫られています。
ペトラはアジアやアラビアと同様に、絹とスパイスの交易の中心で、莫大な富と権力を持っていました。
峡谷に造られた通り道は印象的な色合いを見せ、
訪れるものを『宝物殿』と呼ばれるペトラで最も精緻な建築物の一つと言われる遺跡に導きます。
この宮殿のような建物は崖に直接彫られています。
現在は廃墟になっていますが、ペトラはかつてとても活気のある場所でした。
30,000人もの人がここに住んでいたと考えられ、
遊牧民や商人を含む数万人もの人間がこの地域にテントを張っていました。
1. アンコール遺跡(カンボジア)
カンボジアの森林と農地の中に建つ古代都市アンコールは、
かつて素晴らしい建築物と何百万人もの住民を持ち、産業革命以前の都市としては最大と言われています。
この都市は9世紀から15世紀にかけての最盛期、訪れるには素晴らしいところだったでしょう。
その広さは400km平方にもなり、たくさん寺院や荘厳で精巧な建築物が特徴的でした。
アンコールと言えば、華麗なデザインのヒンドゥー教寺院、アンコールワットは見逃せません。
いかがだったでしょうか?
有名なものもいくつかありましたが、初めて聞く遺跡も多かったと思います。
悠久の時の流れを感じさせてくれて、また栄枯盛衰という言葉を表現してくれる古代遺跡たち……
一度は訪れて、人類の歴史を辿ってみるのもいいかもしれません。
今回の古代遺跡15選で、私ことEINSが訪れたことがあるのはアンコール遺跡群のみですが、
それはもう感動しました。
遺跡周辺は観光客だらけでしたが、そんなことを忘れさせてくれる荘厳なる佇まい。
そんなアンコールワットの中を歩きまわって、人気のない場所に行った瞬間に訪れる静寂……
なにか人智の及ばない、超自然的なモノを感じさせてくれました。
是非とも一度は訪れて欲しい場所です(^^)
残念ながら、古代遺跡のある場所は治安のいいところばかりではないので、観光に行く際は、
くれぐれも防犯に気をつけて下さいね。
私はボッタクられるくらいで済みましたが\(^o^)/
15 Ancient Cities That Would Be Unbelievable To Visit(訳:Eins)