木更津高専を中退してドワンゴに入社した

タイトルの通りで、今日が初出社だった 木更津高専を退学するまでの流れ、初出社を終えての感想、その他諸々について書く

木更津高専

※以下の文章は「木更津高専という環境は自分と相性が悪かった 或いは自分がクズだった」という話であって、高専がクソであるという話ではない

入学

まず、小学生のときに3年ほど住んでいた北海道での知り合いが釧路高専に進学したという話を聞いて高専を知った 中学生のときの自分はHSPだったりCだったりを触って遊んでいた状態であったので「プログラミングがしたいから」という理由で進学先に高専情報工学科を選んだ 学科は3つまで選べたが、情報工学科だけを志望した 受験勉強はそこまで頑張ったわけではないと記憶しているが、入試における学力試験では受験者のうち上位25%に入っていたようだった

1年生

入試で上位25%に入ったおかげで驕っていたようで、定期試験の勉強など全くしなかった 当然のように単位を何個か落とした
ただ、専門科目だけは本当に楽しくて試験の点数も高かった 専門系の同好会にも入った

2年生

専門科目の授業はクラス内の「できない人たち」に合わせて授業が進んだ それによって「できる人たち」は教室の一番後ろへ移動して教員の話を全く聞かずに配られたプリントの問題を解き続けるという状態だった 自分はクラス内でトップレベルに「できる人」だったので授業内容に不満を持ち始めた
しかし専門以外の科目、つまり一般科目は本当にダメダメで、何個も単位を落とした 3年生にはギリギリで「仮進級」した

3年生

最初のうちはまともに授業に出ていたが、途中からサボりがちになった 午後から登校したり1日まるまる休んだりというのが続いた 学校の授業に出るというのが苦痛で、いつも図書館にラップトップを持ち込んでプログラミングなどをしていた
あるとき、色々な事象が重なった結果として停学になった 停学は3日間で、研究室の掃除を手伝わされた その際に研究室から発掘された骨董品などが欲しかったので、許可を得て譲り受けた その点で停学になって良かったと思っている
しばらくすると学校を休みまくっているのが親にバレた あまり怒られなかったが、今後の進路について話し合いをして「学校を休学しよう」ということになった しかし、学年の途中から休学した場合はその年の終わりまでしか休学できないなどの問題があり「今年度は授業に出ないことで実質的な休学にする 公式に休学するのは来年度から」ということになった

休学中

最初は大学に入ろうと思い高等学校卒業程度認定試験を受けた 高専での単位が使えたので1科目の受験で済んで、合格した しかし、大学に進むのがあまり良い道に思えなくなってきた
2013年11月から株式会社ウサギィにアルバイトのプログラマとして入社した
2014年4月から正式に休学した 「実質的な休学」によって留年扱いになったので高専3年のままである

ウサギィでのアルバイト

上述の通り、2013年11月に入社して2014年8月末まで働いた 辞めた理由は後述
特筆すべきことは無かったと思う 強いて言うとGolangに出会った 自分はGolangとラーメンを愛している

大阪放浪

2014年9月の話 ウサギィを8月末で辞めたのはこのためである
ウサギィで働いていたことは関係ないのだが色々とあり、うつ病になっていた*1 それで本当に死にかけていたあるとき*2、知り合いの女性に「私と一緒に遠くへ逃げて人生をやり直そう 一緒に暮らそう」という誘いを受けた かなり精神を追い詰められていたので「もうどうにでもなれ」という感じで承諾して、2人で大阪へ移動した しばらくは日雇いの肉体労働でもするかと考えていた
大阪へ移動した翌日、一緒に来た女性が消えた 女性の彼氏が東京から追いかけてきて連れて行ったようだった*3 鞍替えされて完全に打ちのめされた*4ので文字通り泣きながら大阪を彷徨った それ以降、基本的には梅田駅周辺にいた ネカフェに泊まることが多かったが、2回ほどフォロワーの家に泊まった*5
自分1人で大阪に住もうと思っていた*6が、疲れてしまったので関東に戻ることにした それで大阪放浪は約1週間で終わりを迎えた 突然飛び出したことを両親に謝罪したら「お前が本当に大阪に住み始めたら定期的に遊びに行こうと思ってたのに残念だな〜」と笑われた
正直、ここらへんの話は闇が深すぎて公にしていない事実が多々ある あまり多くを語らないようにしたい

無職 就活 採用

関東に戻ってきたはいいものの、大阪放浪スタート時にウサギィでのアルバイトを辞めてしまったので無職になった しょうがないので入りたい企業を4社ほど決めてエントリーした その結果、ドワンゴに採用された これについては前のエントリに書いたので参照のこと
株式会社ドワンゴに入社する - ゆっくりしてない
また、採用に伴い2014年10月31日付で木更津高専を退学した

ドワンゴに初出社した

以上がドワンゴに採用されて木更津高専を退学するまでの流れである そして上述の通り、今日が初出社だった
今日は入社手続きを終わらせたのちにPCの環境設定をしていた MacBookProで、27インチのモニタも支給された Macを触るのは初めて*7で、最初は戸惑ったがある程度は慣れることができた
Controlキーの位置が異常なために、Emacsを使うとき死にそうになった CapsLockを殺してControlキー扱いとすることで快適になった
お菓子と飲み物が安く購入できるので、ついついお金を使ってしまう しかし便利なことに間違いはなく、活用していこうと思う
周囲の人間はいい人ばかりで、自分にも良く接してくれた 初日からぼっちになることは回避されたので良かった
自分は現在18歳で、色々な人に「俺の半分だ」とか「10年働いても28だもんなあ」とか言われた 周囲に自分のようなクソガキは観測できなかったので萎縮している
服装であるが、自分は私服を選ぶセンスもないうえに「私服を選ぶのが面倒」と考えてしまう人間であるのでスーツを着ている スーツを日常的に着用するドワンゴエンジニアは自分だけではなかろうか しかし特段浮いている感じもしなかったので良かった*8
初日は全体的に良かったと思う 明日から実際に作業が始まると思われるので、気合を入れねばならない そして、すでに夜も遅く眠いので寝る 以上、おやすみなさい

*1:心療内科で診断されて処方された薬を飲んでいた

*2:自殺しようと思っていて何度か未遂した

*3:彼女らは大阪に住もうとしていたらしいが、女性が自殺未遂を繰り返すなどして最終的には関東に戻ってきたようだ

*4:これによってしばらくの間は人間不信に陥っていた

*5:ありがとうございました

*6:不動産屋にも行った

*7:正確には初めてではないが、日常的に利用したことはなかった

*8:和服を普段着にしている人もいるし全く問題はない