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原発判断の県議会 来月5日招集
10月29日 22時07分

鹿児島県にある川内原子力発電所の再稼働に28日、地元の薩摩川内市が同意したことを受けて、鹿児島県は臨時県議会を来月5日に招集することを決めました。
議会3日目の来月7日にも県議会が川内原発の再稼働に同意する可能性があります。

全国の原発で初めて新しい規制基準に適合しているとされた川内原発の再稼働について、九州電力は地元の薩摩川内市と鹿児島県の同意を求めていて、このうち薩摩川内市が28日、同意しました。
一方、鹿児島県は県議会の判断を求めるため、臨時県議会を来月5日から開きたい意向を議会側に伝えていました。
これについて鹿児島県議会は29日、各会派の代表者らが協議し、最大会派の自民党と公明党は最終的に県が示した日程を受け入れる意向を示しました。
しかし、再稼働に反対している県民連合と共産党などは、「急いで判断するのではなく、来月下旬からの定例の県議会で十分な日程を取って審議すべきだ」として、応じられないという姿勢を崩しませんでした。
各会派の意見を踏まえて、県側は改めて検討した結果、「薩摩川内市の判断のあと、県としても速やかに判断すべきだ」として、来月5日に県議会を招集することを決め、告示しました。
臨時県議会は3日間の日程で開かれる見通しで、3日目の来月7日にも県議会として再稼働に同意する可能性があります。

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