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川内原発 自民県議団が意見書案を提出へ11月4日 20時55分
九州電力川内原子力発電所の再稼働に同意するかどうかを判断するための鹿児島県の臨時県議会が5日から開かれるのを前に、最大会派の自民党県議団は、原発の安全性や再稼働について、国に明確かつ丁寧な説明を求めるなどとする意見書案を提出する方針を確認しました。
鹿児島県議会は、川内原子力発電所の再稼働に同意するかどうかを判断するための臨時県議会を、5日から3日間の日程で開くことにしています。
これを前に、鹿児島県議会の最大会派で議員全員の3分の2余りを占める自民党県議団は4日、総会を開き、対応を協議しました。
この中では「原発の再稼働は、国が責任を持って判断し、説明責任を果たすべきだ」として、国に対し、原発の安全性や再稼働について明確かつ丁寧な説明を求めるとする意見書の案を臨時県議会に提出し、可決を目指す方針を確認しました。
意見書案ではほかに、再稼働を巡り、同意を求める自治体の範囲について国が明確な基準を示すことや、将来的には原子力に依存しない経済や社会の構造を確立することなどを求めることにしています。
自民党県議団は、意見書案の内容についてさらに詰めの協議を行い、今月7日に予定されている本会議に提出したいとしています。