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04 Nov 2014 10:57

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<AKB48襲撃初公判>動機「多額の収入得ている」と不満

毎日新聞 11月4日(火)19時21分配信

 ◇24歳被告、起訴内容を認める

 岩手県滝沢市で5月、アイドルグループ「AKB48」メンバーら3人が「握手会」の会場で襲撃された事件で、傷害と銃刀法違反の罪に問われた青森県十和田市の無職、梅田悟被告(24)の初公判が4日、盛岡地裁(岡田健彦裁判長)であり、梅田被告は起訴内容を認めた。

 検察側は冒頭陳述で、梅田被告が1月に警備会社を解雇された後、テレビで見たAKB48に「自分はつまらない日々を送っているのに多額の収入を得ている」と不満を抱くようになったと指摘。5月にカッターナイフの替え刃4枚を貼り付けた折りたたみ式ノコギリ(刃渡り20.6センチ)を自作し、メンバーを無差別に狙ったと述べた。

 起訴状によると、梅田被告は5月25日午後4時55分ごろ、イベント会場に自作の凶器を持ち込み、AKB48の入山杏奈(いりやま・あんな)さん(18)と川栄李奈(かわえい・りな)さん(19)のほか男性スタッフに切りつけ、重傷を負わせたとされる。

 公判では、法廷入り口に金属探知機が置かれるなど厳重な警備態勢が敷かれた。【春増翔太】

最終更新:11月4日(火)19時30分

毎日新聞