Share...
04 Nov 2014 10:57

ここから本文です

「自分と正反対、不満だった」AKB襲撃の被告が初公判

朝日新聞デジタル 11月4日(火)19時4分配信

 岩手県滝沢市で5月、アイドルグループAKB48のメンバーら3人が握手会中に切りつけられた事件で、傷害と銃刀法違反の罪に問われた無職梅田悟被告(24)=青森県十和田市=の初公判が4日、盛岡地裁(岡田健彦裁判長)であった。梅田被告は起訴内容について「はい」と認めた。

 起訴状によると、梅田被告は5月25日午後4時55分ごろ、握手会に参加していたメンバーの川栄(かわえい)李奈さん(19)と入山(いりやま)杏奈さん(18)、20代男性スタッフに対し、カッターナイフの替え刃を取り付けたノコギリで次々に切りつけ、重傷を負わせたとされる。

 検察側は冒頭陳述で、梅田被告がAKB48のメンバーに多額の収入があると考え、「仕事がない自分と正反対だとして不満を持った。複数のメンバーを切りつければ、不満を解消できると考えた」と指摘。梅田被告はインターネットで握手会の開催情報を知り、会に参加するためCD2枚を購入、握手会では「メンバーであればだれでもよい」と切りつけたという。

 弁護側は「起訴内容は争いません」と述べた。地検は刑事責任能力の有無を調べるため、梅田被告を約3カ月間、鑑定留置したが、弁護側は閉廷後、「責任能力は争わない」と話した。

朝日新聞社

最終更新:11月4日(火)19時22分

朝日新聞デジタル