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04 Nov 2014 09:39

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AKB48襲撃 「多額収入と思い不満」と無職男 初公判で

産経新聞 11月4日(火)17時13分配信

 岩手県滝沢市で今年5月、人気アイドルグループ「AKB48」の握手会でメンバーらを切りつけて負傷させたとして、傷害と銃刀法違反の罪に問われた青森県十和田市の無職、梅田悟被告(24)の初公判が4日、盛岡地裁(岡田健彦裁判長)で開かれた。罪状認否で、梅田被告は「そうです」と答え、起訴内容を認めた。

 梅田被告は罪状認否で当初、男性については「けがをさせていない」と否認。一度休廷し、弁護士が真意を確かめた後、けがをさせる意図はなかったが、結果的に負傷させたことを認めた。

 検察側は冒頭陳述で、犯行動機について「自分が警備会社を解雇されて無職なのに、AKB48のメンバーが多額の収入を得ていると思い、不満を抱くようになった」と指摘した。

 起訴状などによると、梅田被告は5月25日午後4時55分ごろ、滝沢市内で開かれた握手会の会場で、カッターの刃を張り付けた折りたたみ式のこぎりで、AKB48メンバーの川栄李奈(かわえい・りな)さん(19)と入山杏奈(いりやま・あんな)さん(18)、20代の男性スタッフの計3人を切りつけ、けがを負わせたとしている。

 盛岡地検は起訴前の約3カ月間、責任能力の有無を調べる鑑定留置を実施し、刑事責任を問えると判断。弁護人は閉廷後、鑑定結果について「争わない」と語った。

最終更新:11月4日(火)17時38分

産経新聞