バイトＡＫＢ初仕事！“正社員”登用目指す

渡辺麻友のものまねをする海老沢恵美（中央）をもり立てる佐伯美香（左）＝東京・ＳＨＩＢＵＹＡ　ＴＳＵＴＡＹＡ（撮影・会津智海）

　ＡＫＢ４８として時給１０００円で活動する「バイトＡＫＢ」が３日、東京・ＳＨＩＢＵＹＡ　ＴＳＵＴＡＹＡで、“初バイト”を行った。大島優子卒業コンサートＤＶＤの発売記念イベントに参加し、ファンに初お目見え。契約はひとまず来年２月末までだが、「『正規メンバーに全員なるぞ！！』の勢いで頑張ります」と“正社員”を目指し、前代未聞のバイトアイドルとしての第一歩を踏み出した。

　すでに総合求人情報サイト「バイトル」のＣＭに渡辺麻友（２０）らと出演しているバイトＡＫＢだが、公の場に登場するのは初めて。１万３２４６通の応募から選ばれた、１２歳から２５歳までの平均年齢１８・１歳の５０人で構成、この日は１６人が渋谷でバイトに励み、フレッシュな笑顔でファンと握手を交わした。

　元ＡＫＢ４期生の佐伯美香（２５）は、バイトとして５年ぶりの“復帰”。かつては秋葉原の劇場で柏木由紀（２３）とユニット曲「てもでもの涙」を歌っていたが、「柏木さんとはまだお会いしてないんですけど、ぜひまたやらせてほしいです」と再会唱を心待ちに。

　元銀行員という異色の経歴を持つ尾形穂菜美（２３）は、初のバイト代の使い道について、「勤め先の銀行の方に『頑張ってね』と言っていただいたので、勤めていた支店に行って、入金したいです」と恩返しを宣言。実家が神社という千代田唯（２５）は「神主の免許を持っていて、お正月は毎年、巫女のバイトで超忙しいんです。今年の大みそかは紅白でＡＫＢとしてバイトしてから、神社でもバイトできたら」と、夢の“就業プラン”を披露した。

　バイトＡＫＢの劇場公演やコンサートでの初ステージは未定。契約は来年２月末までだが、「正規メンバーになるぞ！！」と意気込んで、シンデレラストーリーへ瞳を輝かせていた。