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「高価なボトルから注げば、安いワインもおいしく感じる」 心理学者がひもとく“思い込み”のメカニズム

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「高価なボトルから注げば、安いワインもおいしく感じる」 心理学者がひもとく“思い込み”のメカニズム

人間の喜びが思い込みによってどれほど左右されるか―心理学者・Paul Bloom(ポール・ブルーム)氏は、様々な事例をもとに解説します。人間のもつ物事の真実を知りたがる性質や喜びを生じる根源など、思い込みの研究を通じて人間の本質に迫りました。(TEDより)

【スピーカー】
 心理学部教授 

【動画もぜひご覧ください!】
Paul Bloom: The origins of pleasure

ゲーリングが欲しがったフェルメールの作品

ポール・ブルーム氏:本日は、日常生活における喜びについてお話したいと思います。しかしまずは、異常で恐るべき男の話から始めましょう。

この男はヘルマン・ゲーリング。第二次大戦中ヒトラーのナンバーツーであり、後継者に指名されていました。

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ヒトラー同様、彼もまた美術品のコレクターを自称しました。第二次大戦中、ヨーロッパ中を回り、多種多様な絵画を、盗み、強奪し、たまに買い上げ……、

(会場笑)

自分のコレクションに加えました。彼が本当に欲しがったのは、フェルメールの作品でした。

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ヒトラーは2作を所持していましたが、彼は1作も持ってはいなかったのです。ようやくハン・ファン・メーヘレンというオランダ人の画商を見つけ、素晴らしいフェルメールを、現在の価格で言えば1,000万ドルで売ってもらうことができました。

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ゲーリングはこの芸術作品をこの上なく気に入りました。第二次大戦は終戦を迎え、ゲーリングは捕まり、ニュルンベルグで裁判を受け、最終的に死刑を言い渡されました。連合軍は彼のコレクションを調べ、この絵を発見し、売った者を捜しました。

やがて、オランダ警察がアムステルダムに来てハン・ファン・メーヘレンを逮捕しました。ハン・ファン・メーヘレンは反逆罪で起訴されましたが、これは死刑になる可能性もある罪状でした。

禁錮から6週間後、ハン・ファン・メーヘレンは自白しました。しかし、反逆罪の告白ではありませんでした。「私は、あのナチに偉大なる巨匠の傑作など売ってはいません。自分であの画を描いたのです。私は、贋作職人です」こうなるともはや誰も彼を信じませんでした。

メーヘレンの告白によって明らかとなった贋作の数々

彼は「証明してみせましょう。カンバスと絵具を持ってきてください。あのおぞましいナチ野郎に売ったものよりもずっと上手にフェルメールの画を描いてみせましょう。アルコールとモルヒネも必要です。なければ作業ができません」と言いました。

(会場笑)

彼は連れて来られて、美しいフェルメールを描きました。反逆罪の告訴は取り下げられました。より軽い詐欺罪で1年の判決を受け、オランダ人のヒーローとして生涯を終えました。

ファン・メーヘレンについては他にも語るべきエピソードがありますが、ゲーリングの話に戻りましょう。ニュルンベルグで尋問を受けている時の写真です。

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ゲーリングが極めて恐ろしい男であったということは、万人の認める所です。ナチスにとっても、彼は恐怖の的でした。アメリカ人の尋問者たちは、彼を友好的な異常者だと表現しました。しかし、彼の大切にしていた絵画が、本当は贋作だったと聞いた時の反応は、同情をおぼえるほどのものでした。

伝記作家によると、「彼は、この世に初めて悪が存在することを知ったかのような顔をしていました」。

(会場笑)

直後に彼は自殺しました。彼は、自分がこれだと思った絵画が、

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実はこれだったと知ったのです。

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同じ画に見えますが、出自が違います。別々の絵画であったわけです。衝撃を受けたのは、ゲーリングだけではありませんでした。ファン・メーヘレンが裁判にかけられると、彼はぺらぺらとしゃべり出しました。

彼は、他の画家の作品とされていたが実は彼が描いたという傑作絵画について鼻高々に自慢しました。特に、フェルメールの最高傑作とされ、世界中から人々が見に来ていた「エマオの晩餐」が、本当は贋作だとわかったのです。この画ではありません。

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この画だったのです。

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事が明るみに出て、絵画は価値を失い、美術館から撤去されました。

人間は本質主義である

我々は、精神科医のようですね。なぜ「出自」がこんなに重要なのでしょう。どうして我々は、その物がどこから来たかを知る事に、これほどまでにこだわるのでしょうか。多くの人は、この疑問に対してひとつの答えを持っています。

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ベブレンやウルフなどの社会学者は、我々がこれほどまでに「出自」にこだわる理由は、我々が俗物で、ステータスにこだわるからだと論じるでしょう。

自分がいかに金持ちか、いかに権力があるかを誇示したかったら、贋作よりも本物を所持したほうがよいに決まっています。贋作よりも本物のほうが、希少価値があるのですから。

私は、それも一理あるとは思いますが、他にも理由があると考えます。私が皆さんに納得していただきたいことは、人間とはそもそも本質主義者であるということです。

これがどのようなことかと言いますと、我々が反応するのは、見たもの、触れたもの、聞いたものだけに留まりません。

我々の反応はむしろ、その物の真の姿、どこから来たか、何でできているか、隠されていた正体は実はこれだった、という思い込みにより変わります。その物についてどう思うかだけにとどまりません。どう反応するかにもそれは当てはまります。

つまり、喜びとはそれだけ根が深いのです。芸術など次元の高い喜びだけではありません。もっとも原始的に見える喜びでさえ、隠された正体について、我々がどう信じ込んでいるかに影響を受けます。

食品の味は思い込みによって変わる

食品を例に挙げましょう。あなたは、これを食べますか?

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上手な答えは「それが何かによります。それは何でしょう?」。

豚肉なら食べるよ、牛肉だったら食べない、という方もいるでしょう。牛肉なら食べるけど、豚肉だったらいやだ、という方もいるでしょう。ごく少数だとは思いますが、ネズミの肉や人肉だったら食べる、という方もいるかもしれません。

ちょっと変わった彩色を施された豆腐であった場合だけ食べる、という方もおられるでしょう。驚くほどのことではありません。

おもしろいのは、自分にとっての食品の味が、「自分は今、何を食べているか」という思い込みによって、決定的に変わってくるということです。ひとつの検証が、幼い子供たちを対象に行われました。どうしたら子供たちに、ただにんじんを食べ、牛乳を飲むだけでなく、にんじんを食べ牛乳を飲むことで、より大きな喜びを感じさせる事ができるでしょう? つまり、よりおいしいと感じさせることができるのでしょうか?

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簡単なことです。これはマクドナルドのものだよ、と言ってやればいいのです。

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(会場笑)

子供はマクドナルドの食べ物の方がおいしいと信じ込んでいるので、この食品はおいしいと感じる経験につながるのです。

大人にワインを本当においしいと感じてもらうには、どうしたらよいでしょうか。非常に簡単です。高価なボトルから注げばよいのです。

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実際の所、いくつもの研究が、飲んでいる物が高価であると信じ込んでいる場合、よりおいしく感じるという結果が示されています。

「だまし」の実験

最近行われた、神経科学的な「だまし」による実験を紹介しましょう。被験者をfMRIの中に寝かせて、チューブでワインを飲んでもらいます。

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目の前のスクリーンには、ワインについての情報が表示されます。もちろん、飲んでいるのは全員同じワインです。ところが、高価なワインを飲んでいると思い込んでいる時は、喜びや報酬を司る脳の領域が、クリスマスツリーのように光ります。

ただ口先だけでより喜びを感じるとか、こっちの方がよい、と言うのではありません。まったく別の経験として感じるのです。

今度はセックスについてです。私の研究で提示した刺激がこれです。

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この写真を単に見せるだけだと、みなさんは魅力的な人たちだという感想を述べます。しかし、どんなに魅力を感じようと、どんなに性的に恋愛感情的に感動を受けようと、今見ているのが実際はどんな人たちかという点を知るとあなた方はその情報に決定的に影響されます。

みなさんは恐らく、左側の人物は男性、右側の人物は女性だとお考えですね。もしそれが間違いだったと判明したら、まったく話は違って来ます。

(会場笑)

思っていたより相手が若い、思っていたより年をとっている、といった場合にも違いは生じます。欲情しながら見ていた相手が息子や娘、母親や父親が変装した姿だった場合でも、変わります。

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相手が自分の親族だと知った場合、概してリビドーは消滅します。喜びに関するある神経学的な発見は、元気をもらえるものです。人には、外見のよさ以外にも、重視される要素があるという事です。

もしあなたが、誰かに好意を持っていた場合、相手はあなたにとってより魅力的に映ります。だから、幸せな結婚をしているカップルの片割れは、相手である夫や妻が、他の人が考えるより魅力的な外見をしていると思う傾向にあるのです。

(会場笑)

ある前歴が理由で1000万ドルの値がついた靴

特に過激な例が、カプグラ症候群という精神障害として知られます。カプグラ症候群は、特定の妄想が出る障害です。カプグラ症候群の患者は自分の愛する者が、そっくりの偽者にすり替えられたのだと思い込み、しばしば悲劇的な結末を招きます。

愛する者になりすます偽者だと信じ、愛する者を殺してしまうのです。しかし少なくとも、あるひとつのケースはハッピーエンドでした。1931年の記録です。「恋人の持ち物が小さく性的に不能であることを不満に思うカプグラ症候群の女性の研究」。

ちなみにこれは、カプグラ候群にかかる前のことです。罹患後「彼女は、金持ちで精力的でハンサムでお育ちの良い、彼のそっくりさんを発見したと、喜々として報告した」そうです。もちろんそれは同一の男性でしたが、女性は、彼をまったく異なる方法で見ていたのです。

3つ目の例として、消費製品を検証します。

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まずあなたがあるひとつの品を気に入る理由として、それが便利だからという事が挙げられます。靴は履けます。ゴルフクラブを使ってゴルフができます。噛んでしまったチューイングガムは、何の役にも立ちません。ところが、この3品は、その前歴をもってして、どれだけ役に立つかをはるかに上回る価値を得てしまうのです。

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ゴルフクラブはジョン・F・ケネディが所有したものであり、オークションで75万ドルの値がつきました。

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チューイングガムは、ポップス界のスター、ブリトニー・スピアーズが噛んだもので、数100ドルで売られました。

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実際の所、セレブの食べ残し市場は大盛況なのです。

(会場笑)

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靴はこの中で1番価値があるかもしれません。未確認情報ではありますが、サウジ・アラビアの大富豪が、この靴に1000万ドルの値を提示しました。数年前のイラクの記者会見で、ジョージ・ブッシュ大統領に投げつけられた物です。

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(会場拍手)

人はどのような要因に惹きつけられるのか

物にひきつけられる気持ちが起きるのは、セレブの持ち物に限りません。我々の多くは、人生の中で代わりの利かない物品に対しても、愛着を持つことがあります。物の歴史が価値を持ちます。ウェディング・リング、お子さんのベビーシューズなどです。

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失くしてしまうと、2度と手に入りません。見た目が同じようなもの、触った感じが同じような物品は手に入りますが、品そのものは決して戻っては来ないのです。

私は、同僚のジョージ・ニューマン、ギル・ディーセンドラックの2人と共に、人はどのような要因があるもの、どのような歴史があるものにひきつけられるのかを調べてみました。

実験のひとつとして、我々は被験者に、自分の好きな、存命の有名人の名を挙げてもらいました。すると、ジョージ・クルーニーの名が挙がりました。そこで我々は質問しました。「ジョージ・クルーニーのセーターであれば、いくらで買いますか?」

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かなりの高値がつきました。新品のセーターなり、嫌いな人物のセーターなりであれば、払うはずのない金額です。

(会場笑)

次に我々は、別の被験者グループに質問しました。彼らには、異なる制限と条件を与えました。例えば、こうです。「このセーターを買うことはできるが、誰にも話してはいけないし、転売も禁止」。結果、セーターの価値は下がりました。

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セーターの人気の理由のひとつが垣間見えますね。

(会場笑)

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ところが1番影響があったのは「転売可、人に自慢してもよい。しかしセーターは、手に入る前にくまなく洗濯されている」と被験者に伝えた時です。セーターの価値はがくんと大幅に下がりました。私の妻に言わせると「ジョージ・クルーニーのヒトジラミを洗い落しちゃったのね」

(会場笑)

芸術作品の価値は、作品の背後にある「人間の行為」

さてここで、アートの話に戻りましょう。私はシャガールの大ファンです。

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このカンファレンスの最後に何かいただけるとしたら、ぜひシャガール作品を買ってください。でも、レプリカは欲しくはありません。例え、私には違いがわからないとしてもです。

私が俗物で、オリジナルを持っていると自慢したいからではありません。独特の歴史ある物が欲しいからです。特に芸術作品においては、歴史は特別なものです。

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哲学者デニス・ダットンは彼の名著『The Art Instinct(芸術の本能)』において「芸術作品の価値は、その作品の背後に『人間の行為』があるという仮定が根底にあることにより決まる」といっています。

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この説で、真作と贋作との違いを説明することができます。

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見た目は同じだが、内包する歴史が異なる物。真作とは、クリエイティブな行為による生産物だが、贋作はそうではない。このアプローチにより、人々の芸術作品に対する好みの違いを説明することができます。

ジャクソン・ポロックの作品です。

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ジャクソン・ポロックをお好きな方、いらっしゃいますか? OKです。では、特に興味がない方、お好きではない方は? どちらが正しいと主張するつもりはないですが、経験に基づき、人間の直感についてひとつ主張をさせてください。

ジャクソン・ポロックの作品を好きだと言う人は、そうでない人より、この作品の制作は困難で、よりたくさんの時間とエネルギーと創作エネルギーが必要だと思いたがるという事です。

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私がジャクソン・ポロックを例に引いたのは、意図があります。ある若いアメリカ人のアーティストが、ジャクソン・ポロックのスタイルにそっくりの画を描き、何十万、何百万ドルの値がつきました。アーティスト本人がごく幼い少女である、という事も、高値の大きな要因でした。

有名なバイオリン奏者の実験

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マーラ・オルムステッドです。彼女が多くの作品を創作したのは3歳の時でした。興味深いことに、彼女の家族が犯した間違いは、自宅にテレビ番組『60 Minutes Ⅱ』を入れて、彼女の創作過程を取材させたことでした。取材班は、父親が彼女を指導していたとレポートしました。

テレビで放映されると、作品は全く無価値になってしまいました。物理的には同じ作品ですが、歴史が変化したのです。ヴィジュアルアートについて注目してきましたが、音楽について2つ例を挙げたいと思います。

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高名なバイオリン奏者ジョシュア・ベルです。ワシントン・ポスト紙のリポーター、ジーン・ウェインガーテンは、彼に大胆な実験に参加してもらおうと考えました。命題はこうです。

人はもし、ジョシュア・ベルであると知らなかった場合、ジョシュア・ベルを、ジョシュア・ベルの音楽を、どれくらい気に入るだろう?

そこで彼女は、ジョシュア・ベルに、彼の100万ドルのバイオリンを持ってワシントンD.C.の地下鉄駅の角に立ち、いくら稼げるのか試してもらいました。ここにその短い動画があります。

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45分間ここにいて、32ドル稼ぎました。悪くはありませんね。でも決してよくはありません。明らかに、心底ジョシュア・ベルの演奏を堪能するには、ジョシュア・ベルを聴いているのだという知識が必要なのです。

実は彼はもう20ドル余分に稼いでいるのですが、それを勘定に入れたがりませんでした。なぜなら、女性が来て―ビデオの最後の方に出てきますね―彼女は数週間前に米議会図書館の華やかな正装パーティーで、ベル氏の演奏を聴いていたのです。

女性は、彼が地下鉄の駅に立っているのを見てびっくり仰天し、憐れみの心でいっぱいになりました。女性は、財布から20ドルを取り出し彼の手に渡しました。

(会場笑)

詩人ジョン・ミルトンの言葉

次の例は、ジョン・ケージの現代音楽作品『4分33秒』です。

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ご存知の方も大勢いらっしゃると思いますがこれは、ピアニストがベンチに座ってピアノの蓋を開け、4分33秒間何もしない……その間の静寂が作品です。人によって見解が違います。私がちょっと気になる点は、この作品がiTunesで買えることです。

(会場笑)

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1ドル99セントでこの静寂を聴くことができる。他の静寂とは一味違います。

(会場笑)

さてこれまで私がお話してきたのは喜びについてですが、同様の事は苦しみについても言えます。自分が今、経験していることについて自分がどう思っているのか、その本質についてどう思いこんでいるのかによって、痛みの感じ方に影響を与えます。

カート・グレイとダン・ウェグナーによる、すてきな実験があります。

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ハーバード大学の学生たちに電気ショックを与える装置を付け、とても痛い電気ショックを連続して与えました。痛い電気ショックを、連続5回です。被験者の半数は、電気ショックを与えるのは別の部屋にいる人間だが、悪意はなく、ただ知らずにボタンを押しているだけだと伝えられました。

最初のショックはとても痛かったと記録されますが、2回目のショックは、少し慣れて前ほど痛くはない、と記録されます。3、4、5回と進むにつれ、感じる痛みは減ります。他の条件下の被験者は、隣の部屋の人間が、電気ショックを与えている事を知った上であえて与えて来ると伝えられます。

最初のショックは地獄の痛みです。2回目のショックは同様に痛く、3、4、5回と同様に続きます。痛みとは、誰かがわざと与えているのだと思うと、より強く感じるものなのです。

この事例の極端なものは、ある状況下でうまく与えられる苦しみで、喜びに変容し得ます。人間は、コントロールされた状況下で与えられる低いレベルの苦しみから、喜びを見出すという、特筆すべき興味深い特性を持っています。辛いチリペッパーを食べ、ジェットコースターに乗ることなどです。

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詩人ジョン・ミルトンが、これをうまくまとめて書いています。「心には己の場所がある。そして心は自らのうちに地獄から天国をつくり、また天国から地獄を作り出す。」以上を持って終わりたいと思います。ありがとうございました。