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高橋氏、知事選の構図見極め慎重 いつ表明? 気をもむ自民道連

(10/31 06:45)

 来年4月の道知事選への4選出馬意向を固めている高橋はるみ知事(60)が、正式表明の時期を慎重に検討している。来月4日に出馬表明するフリーキャスター佐藤のりゆき氏(64)の動向や、民主党北海道が目指す独自候補擁立の行方が、選挙戦の構図に影響を与えるためだ。ただ、知事の意向を踏まえて支援を打ち出す方針の自民党道連には焦りも出始めている。

 「さまざまなことを頭の中で整理中だ」。高橋知事は30日の記者会見で、出馬表明時期について、これまでと同様の発言を繰り返した。対抗馬の動きを踏まえつつ、最も効果的な時期を探るのが基本戦略だ。

 知事にとって流動的な要素が出てきた。一つは佐藤氏の動向だ。長年キャスターを務め、知名度がある佐藤氏だが、政策などに不透明な部分も多い。知事は30日の会見で「道政上の提言で傾聴に値するものがあれば、率先して検討しなければならない」と佐藤氏への関心をうかがわせた。

 もう一つは、上田文雄札幌市長(66)の擁立を断念した民主党北海道の候補者検討作業の行方だ。候補者名がいつ出てくるのかが読めない上、党北海道内の一部には佐藤氏への期待感もある。

 佐藤氏と民主党候補との三つどもえの戦いになるのか、それとも佐藤氏が「アンチ高橋」の知事候補として一本化されるのかで、戦いの図式は大きく変わる。知事が選挙戦をめぐる状況を詳しく分析しようとするほどに、表明時期は後ろにずれ込む可能性も出てくる。<どうしん電子版に全文掲載>

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