Google インパクトチャレンジ
テクノロジーで、もっといい世界がつくれる。Google は、心からそう信じています。
この目標をより早く達成しようと、Google クライシス レスポンスや、非営利団体向け
Google サービスの提供などを通じて Google は非営利団体を応援しています。
Google インパクトチャレンジは、様々なテクノロジーの活用を通じ、社会問題の解決にチャレンジ
する非営利団体を支援するプログラムです。Google では本プログラムを、インド、ブラジル、
英国、米国、オーストラリアで開催してきましたが、ついに日本でも開催することになりました。
この度、プログラムへの応募受付を開始しましたので、日本国内に活動拠点を置く非営利団体様から
のご応募をお待ちしております。
2015 年 3 月にファイナリストとなる 10 組を発表し、その中から応援したいプロジェクトを選ぶ一
般投票を募ります。2 週間後に、審査員団が一般投票の結果と合わせて審査し、選出した 4 組それぞ
れに 5000 万円の助成金を贈呈いたします。また、Google インパクトチャレンジの日本展開にあわせ
て、テクノロジ-を活用した女性支援の取組みを表彰する「Women Will」賞を新たに創設しました。
Google は、もっといい世界がやってくることを願っています。
日本の非営利団体の皆さんの世界を変える斬新なアイディアを、心よりお待ちしています。
2014年 11月4日 |
2015年 1月9日 |
2015年 3月16日 |
2015年 3月26日 |
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応募期間 |
審査期間 |
一般投票期間 |
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Google インパクトチャレンジへの応募は 2015 年 1 月 9 日に締め切ります。
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これまでの受賞者
世界中から選ばれた Google インパクトチャレンジのこれまでの受賞者を紹介しています。
ZSL (UK)
野生動物保護に貢献するスマートカメラ
ZSL: 野生動物保護に貢献するスマートカメラ (UK)
Zoological Society of London(ZSL)は自動センサーを備えた次世代カメラトラップを使って絶滅の危機にある野生生物の保護を改善します。ZSL は 2013 年 Google インパクト チャレンジの一般投票により受賞し、5 台のカメラをケニアのツァボウエスト国立公園でテスト済みであり、この夏には絶滅危惧種の密猟の阻止に役立てる計画を展開します。南極では既に 5 台のカメラを配置したテストに成功しており、ペンギンのコロニーの保護と監視という世界初の取り組みを行っています。
Geledés Institute (Brazil)
ドメスティック バイオレンス(DV)から女性たちを守る
Geledés Institute: ドメスティック バイオレンス(DV)から女性たちを守る (Brazil)
PLP 2.0 プロジェクトは、世界中で家庭内暴力の犠牲となる女性を支援するアプリケーションを開発しようとしています。現在、ブラジルはこうした暴力の件数が世界で最も多い地域の 1 つです。過去 10 年間には国内で 43,500 人もの女性が殺害され、これは年間 4,500 人にものぼります。開発するアプリケーションは携帯端末に音声や映像を記録し、事件の証拠を提供するだけでなく、迅速な応答と支援を提供できる組織と犠牲者を直接接続します。3 年間で、100 万人の女性が Maria da Penha 法に規定される個人保護対策を利用できるようにすることで、ブラジルでの女性の殺人を大幅に削減する予定です。
Center for Employment Opportunities (US)
元受刑者の社会復帰支援
Center for Employment Opportunities (CEO): 元受刑者の社会復帰支援 (US)
サンフランシスコの湾岸地域では、2013 年に 12,000 人以上が刑務所に収容されました。元受刑者の約 64% が出所から 3 年以内に再び刑務所に収容されており、家族関係や地域社会の不安定化の原因になっています。Center for Employment Opportunities(CEO)は、一時雇用や就職の斡旋を通じてこうした人々のサポートを行っています。CEO では、デジタル業界での就職に備えるための技術的基盤を開発する予定です。また、今後 2 年間で 500 人以上(オークランドで 300 人、サンノゼで 200 人)の元受刑者に一時雇用の機会を提供し、280 人に正社員の仕事の斡旋を行っていきます。
Agastya (India)
地方の子どもたちに教育の機会を提供するバイク便サイエンス ラボ
Agastya: 地方の子どもたちに教育の機会を提供するバイク便サイエンス ラボ (India)
インドでは、70% 以上の子どもたちが科学技術に関する教育の機会に恵まれていません。こうした教育は、今日の経済社会で必要とされる問題解決能力の育成に欠かせないものです。Agastya は、50 万ドルの支援金により、科学の実験用具やデジタル リソースが不足している地方の子どもたちのためにバイク便サイエンス ラボを実施します。このラボでは、訓練を受けた教師が最先端の技術を使って指導を行います。また、地元の教師たちにも科学の実験を授業に取り入れられるようトレーニングを行う予定です。今後 3 年間で、Agastya は地方の 1,620 の学校で子どもたちや教師に科学技術の教育の機会を提供します。
The Fred Hollows Foundation (AU)
糖尿病による失明を防ぐための低コストのモバイルカメラ
The Fred Hollows Foundation: 糖尿病による失明を防ぐための低コストのモバイルカメラ (AU)
国際糖尿病連合は、2035 年までに世界中で 5 億 9200 万人が糖尿病にかかると予測しています。糖尿病は、治療を受けずに放置すると糖尿病性網膜症を発症し、失明に至ります。The Fred Hollows Foundation では、眼底の高画質写真を撮影して糖尿病性網膜症の診断を行う MARVIN というタブレット端末を開発しています。MARVIN は誰にでも操作することができ、遠隔地域に住む何百万もの人々にその場で検査と診断を行える手段を提供します。今後 3 年間で 200 台の MARVIN 端末を導入し、年間 600 万人に糖尿病性網膜症の検査を行う予定です。
よくある質問
- 概要
- 審査基準
- 応募について
- プロジェクト内容について
- 選考プロセスについて
日本の Google インパクトチャレンジ とは
日本の特定非営利活動法人、公益法人、社会福祉法人がテクノロジーを活用して世界を変えるプロジェクトを提案し、5000 万円の助成金の獲得できるチャンスです。
Google がこの呼びかけを行う理由
テクノロジーには世界の差し迫った問題の一部を解決できる力があり、大きな影響を与える新しい方法を探索する変革者たちを Google は支援したいと願っております。Google インパクトチャレンジは、日本でこうした変革者たちを見出し、その支援を一般に呼びかけるために設けられました。
受賞者が得るもの
それぞれ 5000 万円の助成金と、Google 社員によるサポートを提供します。今回、一般投票により 1 団体、審査員により 3 団体の合計 4 団体が受賞します。一般投票により選ばれる 1 団体と審査員に選ばれる 3 団体はファイナリストの 10 団体から選抜されます。
Google インパクトチャレンジへの応募資格について
特定非営利活動法人、公益法人、社会福祉法人のいずれかの法人格を有していることが応募資格です。
Google インパクトチャレンジへの応募方法について
2015 年 1 月 9 日、日本時間 23 時 59 分までにこちらから応募を送信してください。
応募規約の全文を読むには
このページをご覧ください。
Women Will 賞とは
Women Will 賞とは、日本の女性たちの可能性を広げる画期的なアイデアを提案する非営利団体に贈られる賞です。2014 年 10 月、Google Japan は Women Will プロジェクトを立ち上げました。このプロジェクトは、テクノロジーを通して日本の働く女性たちを支援することを目指しています。Women Will 賞は、日本でのジェンダー ギャップ(男女格差)問題に専門的に取り組んでいなくても、テクノロジーによって日本の女性たちを支援するアイデアを持つ非営利団体を表彰します。
1 部門以上での受賞について
1 部門以上の受賞はできません。1 部門のみの受賞が可能です。
問い合わせ先
japanchallenge@google.com にお問い合わせください。すべてのメールを確認し、一般的な質問については、応募方法のページに回答を掲載して、応募関係者全員が同じ情報を得られるようにします。
下記の審査基準に基づき、プロジェクト アイディアを Google 社内と審査員でジャッジします。
- インパクト 提案したアイディアはどのように人々の社会を良くするでしょうか? 何名の人がどれほどの影響を受けるでしょうか? 提案は問題の規模や解決方法を明確化した調査に基づいたものでしょうか?
- 革新性 アイディアは斬新で創造的にテクノロジーを活かし社会問題解決を提案しているでしょうか?
- スケーラビリティー このアイディアは効率よく社会に広まるでしょうか? 社会貢献活動のモデルになりますか?
- 実現可能性 アイディアを実現するために計画されていますか? 実行に移す際に必要なパートナーは明確にされていますか?
Women Will 賞は上記の審査基準に加え、日本の女性をエンパワーする可能性により審査されます。
本プログラムは日本で登録されている非営利団体のみが応募できます。アイディアを提出する前に規約の確認をお願いします。
参加費について
Google インパクトチャレンジへの応募は無料です。
応募のために Google アカウントの必要性
Google アカウントは必要ありません。
参加資格を確認するには
参加条件につきましては、Google インパクトチャレンジの規約をご覧ください。
非営利団体として登録していない場合や、現在手続き中である場合
応募する時点で、日本の非営利団体として登録されている必要があります。詳しい条件については規約をご覧ください。
アイディアを提出したいが、日本で非営利団体として登録されていない場合
残念ながら、Google インパクトチャレンジに応募できるのは日本で登録されている非営利団体のみです。詳しくは規約をご覧ください。
国際的な非営利団体の日本支部である場合
日本で非営利団体として登録されていれば応募できます。
日本で非営利団体として登録しているが、活動は日本国外で行っている場合
日本で非営利団体として登録されていれば、活動を行っている地域や活動の影響が及ぶ地域が日本国外であっても応募できます。
1 つの団体から複数のアイディアを応募したい場合
1 つの団体から応募できるのは 1 つのアイディアのみです。
社会的な問題に取り組んでいる営利団体の場合
残念ながら、Google インパクトチャレンジに応募できるのは日本で登録されている非営利団体のみです。
応募時に追加資料を送りたい場合
応募時に追加資料を送信することはできません。
ウェブサイトで作成中の応募フォームの後から編集について
応募フォームを保存して後で編集することはできません。まず別の文書として作成し、完成してから応募フォームに入力することをおすすめします。
応募フォームの送信完了の確認方法
すべての必須項目を入力したことを確認してから [送信] をクリックします。応募フォームの送信が完了すると、受領を確認するメッセージが表示されます。また、同時に確認メールも送信されます。画面にメッセージが表示されず、確認メールも届かない場合は、もう一度送信してください。
応募フォーム送信後の流れ
ご応募ありがとうございました。3 月にファイナリストを発表します。追加情報をご提供いただく必要がある場合は改めてご連絡いたします。
「プロジェクト」とは
ここで言うプロジェクトとは、非営利団体がテクノロジーを活用して社会問題に取り組むアイディアやその実施計画を指します。選出されたプロジェクトにはその実施をサポートするための助成金が贈られるため、具体的な計画を示していただく必要があります。
参考にできる過去の事例
こちらから Google インパクトチャレンジのこれまでの受賞プロジェクトをご覧いただけます。ただし、これらはあくまで参考に留めてください。アイディアは団体それぞれです。取り組む社会問題も違えば、利用するテクノロジーも異なります。独自の取り組みや解決策を考えるようにしてください。みなさまのアイディアをお待ちしています。
「テクノロジーを活用して世界を変える」とは何を意味するか
テクノロジーには世界が直面している難題を解決できる力があると Google は信じています。本プログラムでは、世界に広げられるような、実際社会問題を解決できるテクノロジーを活かした方法を求めています。既に存在するテクノロジーを活かすプロジェクトでも問題ありません。Google サービスを使用する必要もありません。応募資格についてはこちらをご覧ください。
他団体が似たようなプロジェクトに取り組んでいる場合
プロジェクトは革新性や拡張性に基づいて審査される点にご注意ください。なぜそのアイディアを実施するのが貴団体でなければならないのか、どのようにして成功の可能性を高めるのか、そのためにどのような団体と協力することを考えているのか、といった点をアピールしていただく必要があります。
既にプロジェクトに取り組んでいる場合
必ずしも新たに考案していただく必要はありません。たとえば、既に貴団体で取り組んでいることがあるかもしれません。その場合は、支援を受けることによってその取り組みの進み具合や効果がどう変わってくるかを具体的に説明してください。
助成金の使用期限
助成金は 1 年から 3 年の間に使用していただくことを想定しています。
助成金の使用用途について
諸経費や人件費に充てることも可能ですが、助成金の大部分はプロジェクトの実施に充てていただく必要があります。
提案するプロジェクトに、Google の技術的なサポートを盛り込む必要性
応募の段階では、Google の技術的な支援は盛り込まずにプロジェクトを計画して提案してください。プロジェクトが受賞した場合は、貴団体がプロジェクト全体を実施する責任を負います。プロジェクトの実施段階において、Google の技術的な支援が必要になった場合は、Google のチームメンバーが喜んでご協力いたします。
プロジェクト アイディアの機密性について
専有性または機密性の高い情報を応募フォームに記入しないようにしてください。ファイナリストに選出された場合は、プロジェクトの概要が動画やウェブサイトで公開されることになりますのでご注意ください。
受賞した場合、プロジェクトの知的財産を一般に公開する必要性について
Google は、協力すること、規模を大きくすることを重視しています。世界を変えるアイディアがあればぜひ共有してください。
選考プロセス
参加条件を満たすプロジェクト アイディアをすべて Google の審査チームが確認します。プロジェクト アイディアは規約と審査基準を元に審査されます。一般投票により 1 団体、審査員により 2 団体、Women Will 賞に 1 団体の最も優秀なプロジェクト アイディアを提案した合計 4 団体が受賞します。
審査員について
こちらで審査員をご確認ください。
一次審査について
提出いただいたプロジェクト アイディアはすべて審査します。
選考プロセスのタイムライン
- 2015 年 1 月 9 日 23 時 59 分 応募期間締切
- 2015 年 3 月 16 日 10 名のファイナリストが公表され一般投票が開始します。公表前に、すべてのファイナリストは Google の贈与契約の規約に同意する必要があります。
- 2015 年 3 月 26 日 10 組のファイナリストのプロジェクト発表を行います。(もし、ファイナリストになった場合、東京にお越し頂く必要があります。その際の交通費は負担いたします) 3 団体が審査員によって選ばれ、1 団体が一般投票により選出されます。
*もし、ファイナリストとして選出された場合、2015 年 2 月 16 日- 3 月 16 日の間にご都合の宜しい日程にて、写真/映像を撮影させて頂きます。
ファイナリストに選ばれた場合の通知
ファイナリストの方は、2 月中に通知されます。また 3 月に一般公表されます。
4 団体の受賞者の賞品について
優勝者全員それぞれ 5000 万円と Google のサポートが贈与されます。
審査員
2015 年 3 月 26 日、10 組のファイナリストが審査員の前でプロジェクトの発表を行います。
審査員による選出と一般投票の結果を総合して、4 組の受賞者が決まります。
安倍 昭恵
内閣総理大臣令夫人
石井 裕
Jerome B. Wiesner Professor
of Media Arts and Sciences
MIT メディアラボ副所長
タンジブル・メディア・グループ・ディレクター
マサチューセッツ工科大学
野口 聡一
宇宙探検家協会会長
ボーイスカウト・アンバサダー
宇宙飛行士
ハリス 鈴木 絵美
Change.org 日本代表
岩村 水樹
グーグル株式会社 執行役員 CMO
アジア太平洋地域 Google ブランドディレクター
ジャクリーン・フラー
Google.org 執行役員