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韓国政府、韓国企業の中韓貿易における人民元決済を奨励 優遇措置も―中国報道

XINHUA.JP 11月4日(火)11時54分配信

中国メディア・環球網は10月31日、韓国政府や韓国銀行(中央銀行)などが開いた会議で、韓国ウォンと人民元との直接取引システムの具体的なプランについて決定、発表されたとする韓国メディア・聯合ニュースの報道を伝えた。

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企画財政部の関係者は「政府は韓国企業が対中貿易において人民元決済を行うよう積極的に奨励し、両国貿易における人民元決済の割合を現在の1.2%から20%にまで引き上げる」とコメント。現在、両国貿易の95%は米ドルによる決済だという。

この関係者はまた、中国人民銀行やHSBCなどの調査で、中韓貿易で韓国企業が人民元を決済に用いた場合、3−5%の優遇が得られることが明らかになったとも語った。

中韓貿易における人民元決済の割合がさらに高まれば、韓国企業と取引する中国内陸地域の企業が大幅に増加し、韓国の対中貿易額も増えることが見込まれる。

両国は今年7月の首脳会談時に、人民元と韓国ウォンの直接取引システムにおいて合意。韓国政府による今回の決定は、この合意を具体化したプランだ。韓国政府は、12月のシステム構築を目指している。

(編集翻訳 城山俊樹)

最終更新:11月4日(火)11時54分

XINHUA.JP

 

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