(旧姓)タケルンバ卿日記 このページをアンテナに追加 RSSフィード Twitter

2014-11-04

2014年最新版ボージョレ格付け

毎年恒例のこの季節がやってまいりました。2014年ボージョレヌーヴォー11月20日解禁であります

果たして2014年はどんな仕上がりなのでありましょうか。

今年のヌーヴォーは美しいルビーレッド色、フレッシュで華やかな香りが溢れます。口当たりはなめらかで、果実味豊かな味わいに仕上がるでしょう。

フランス現地便り|ジョルジュ デュブッフ ボジョレーヌーヴォー サントリー

意訳すると「薄いけど、香りは良く、まあまあな感じ」といったところか。

  • 95年「ここ数年で一番出来が良い」
  • 96年「10年に1度の逸品」
  • 97年「1976年以来の品質
  • 98年「10年に1度の当たり年」
  • 99年「品質は昨年より良い」
  • 00年「出来は上々で申し分の無い仕上がり」
  • 01年「ここ10年で最高」
  • 02年「過去10年で最高と言われた01年を上回る出来栄え」「1995年以来の出来」
  • 03年「100年に1度の出来」「近年にない良い出来」
  • 04年「香りが強く中々の出来栄え
  • 05年「ここ数年で最高」
  • 06年「昨年同様良い出来栄え
  • 07年「柔らかく果実味が豊かで上質な味わい」
  • 08年「豊かな果実味と程よい酸味が調和した味」
  • 09年「50年に1度の出来栄え
  • 10年「新酒の典型のようなみずみずしさ」
  • 11年「50年に一度の当たり年」「05年や09年産に匹敵する仕上がり」
  • 12年「糖度と酸度のバランスが良く、フルーティーな味わい」
  • 13年「例年よりもフレッシュな味わい」
  • 14年フレッシュで華やかな香り」「果実味豊かな味わい」← New!!

昨年よりは良い出来ということは言えそう。

そしてこれまた恒例の「ボージョレ論理クイズ」こと「字面だけ格付け」はこうなりました。

2014年ボージョレ字面だけ格付け

フレッシュさを強調しつつも、香りと味わいの良さがあるということで、昨年の2013年よりは上位。しかしながら、フレッシュさを強調している以上、味の濃厚さには欠ける。濃厚さを果実味と酸味のバランスと解釈すると、それが調和した2008年よりは劣るのかなというわけで、17位にランクイン。味に言及がない2004年よりは上でしょう。

いずれにせよ2012年2013年2014年と低調な感じではあります2011年以来の当たり年はいつになるのでしょうか。2011年が「50年に一度の当たり年」なので、本来は2061年まで待たなければなりませんが、実際のところ2009年も「50年に1度の出来栄え」だったので、そろそろ来そうではあります

ではまた来年もこの記事でお会いしましょう。

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/takerunba/20141104/p1