9月のベネズエラ戦で代表初ゴールを決めて喜ぶ武藤。端正な顔も、おじいちゃん譲りだ 【拡大】
「代表として日本人の誇り、社会人としての規範を身につけた選手になってほしい。あの若さで水連会長(昨年46歳で就任)になった鈴木大地さんがひとつのお手本。言葉の確かなしゃべり、態度、笑顔、人を嫌な気持ちにさせない応対、非常にしっかりしたものを持っています」
今も脳裏に焼き付いているのは、東京五輪で見たあるシーンだという。
「忘れられないのは、柔道決勝で神永(昭夫)がヘーシンクに抑え込まれて敗れた場面。日本の柔道の終えんみたいでショックでした。そういう話も嘉紀にしてきました」
武藤は新人最多タイの今季13点目を挙げた。
「少しずつ(ロシア)W杯への思いも強まってきているようです。4年間は長丁場。けがをしないでほしいです。合宿とかで彼も忙しくてね。でも12月には、少しゆっくり話ができると楽しみにしています」
最後は、少しだけおじいちゃんの顔になった。