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新技術・新製品

金属間化合物にボース・アインシュタイン凝縮に近い超電導状態が実現−京大などが解明

掲載日 2014年11月04日
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 京都大学大学院理学研究科の笠原成助教、綿重達哉大学院生、松田祐司教授、芝内孝禎客員教授らの研究グループは、理化学研究所、物質・材料研究機構、独カールスルーエ工科大学などと共同で、金属間化合物が従来は冷却原子でのみ実現し、多数のボース粒子が同一の量子力学的な状態「ボース・アインシュタイン凝縮(BEC)」に近い超電導な状態が実現していることを見いだした。物質の示す新しい量子状態の研究につなげる考え。

 超電導は二つの電子間に引力が働き、電子のペアが形成されることで生じる。BECはペア同士の相互作用が強くなると考えられていたが、詳しく解明されていなかった。
 研究グループは、超電導転移温度が約10K(約マイナス263度C)の鉄を含んだ金属間化合物について、走査型トンネル顕微鏡などを用いて調べた。その結果、電子の運動エネルギーとペアとなるエネルギーがほぼ同じで、超電導状態はBECに近くなると分かったという。成果は4日、米科学アカデミー紀要電子版に掲載される。


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