【日本ハム】栗山監督、宮西も小谷野も大引も流出やむなし
2014年11月4日6時0分 スポーツ報知
日本ハム・栗山英樹監督(53)が3日、「FA流出やむなし」の考えを明かした。国内FA権を持つ宮西、小谷野、大引の3選手は現在、権利行使も視野に判断を熟考中。他球団への移籍となれば大きな痛手だが、沖縄・国頭村での秋季キャンプで指揮を執る栗山監督は「こっちの思いは伝えている。みんな残ってほしいけど、そうでないときのことも考えて、前に進まないといけない」と、新世代を鍛えて乗り越える覚悟を示した。
宮西は中継ぎ左腕として1年目の2008年からフル稼働し、7年連続で50試合以上に登板。「人生の分岐点。目いっぱい、今までを振り返りたい」と慎重だが、宣言すれば阪神やオリックスが獲得に動くとみられる。
小谷野は若手に出場機会を譲る形で今季は出場84試合にとどまったが、勝負強い打撃と守備力は健在。権利行使も検討していて、「他球団の評価を聞いてみたい気持ちはある」と話している。
今季、主に遊撃手として132試合に出場した大引も、FA宣言すればヤクルトなどを筆頭に争奪戦となる可能性が高い。
今後の3選手の動向次第では、チームにとって大きな転換点を迎えることになるが、指揮官は迷いなく突き進む構えだ。