韓国:日本協力金…元徴用工補償と解釈、支払い請求へ

毎日新聞 2014年11月04日 00時06分

 旧日本軍に動員された韓国の元軍属や元徴用工の遺族組織は3日、1965年の日韓請求権協定締結に伴い日本が韓国に支払った経済協力金について、うち3億ドルの無償提供分は被害者への補償だったと主張、遺族に支払うよう韓国政府に求める訴訟を起こす方針を明らかにした。

 日本は同協定に基づき無償3億ドルと有償2億ドルの経済協力金を韓国政府に提供。韓国政府はこの資金で製鉄所や高速道路を建設し高度成長の基盤をつくった。

 韓国の「太平洋戦争犠牲者遺族会」の元会長(76)は、当面は3人が1人当たり1億ウォン(約1100万円)の支払いを求める訴訟を起こすと述べた。(共同)

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