ドイツ:ナチス強制収容所跡の表示板盗難

毎日新聞 2014年11月03日 19時01分(最終更新 11月03日 19時17分)

 ドイツ南部ダッハウのナチス強制収容所跡で盗まれた、ドイツ語で「働けば自由になる」との表示がある扉=1月(ロイター=共同)
 ドイツ南部ダッハウのナチス強制収容所跡で盗まれた、ドイツ語で「働けば自由になる」との表示がある扉=1月(ロイター=共同)

 ドイツ南部ダッハウにあるナチスの強制収容所跡で、入り口の門の金属製表示板が盗まれた。地元警察が3日までに発表した。

 表示板にはドイツ語で「アルバイト・マハト・フライ(働けば自由になる)」と書かれ、ユダヤ人大量虐殺(ホロコースト)の舞台となった収容所の象徴的なスローガンとして知られる。

 地元警察によると、表示板が取り付けてある扉は縦約190センチ、横約95センチ。警備員が2日朝、表示板がなくなっているのに気付いた。1日深夜から2日早朝にかけて何者かが持ち去ったとみられる。(共同)

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