2014.11.03 Monday
勝ち負け
帰京すると、いつものように子供孝行に時間を当てる。
殿の学校は文化祭で、3年生と4年生はクラス対抗相撲戦が模様される。
大将までの選抜5人の対抗戦。
また、うちの殿もリレーに続いて、ここでも選抜されて、どうしてこう親を熱くさせることばかりやるんだ、状態。
開会式が終わると、生徒の親族たちで土俵の周りが人だかりになり、第一試合から千秋楽の優勝決定戦並みの盛り上がりで、周辺の空気が揺れた。
いや〜、盛り上がったのなんのって。
うちの殿は1勝1敗、このくらいがいい。2勝して調子に乗るより、勝つ喜びと負ける悔しさ、両方を経験出来たのだから。
勝った自信を横に置き、きっと考えて、努力して、もっと強くなればいい。
この白熱の激戦を観に行く前に、朝、ある快挙をスポーツ新聞で目にした。
“浜木綿子さん、旭日小紋章を受賞”
本当に素晴らしいです。国が認める演者さんであり、発信する演技に最大の栄誉を与えたのですから。
近くで演技に触れていたので、この受賞を心から納得致します。
この記事を目にした時、ちょっと跳ねたくらい嬉しかったですし、同じ舞台に立たせて頂けて、いつも思っておりましたが、改めて光栄に思いました。
相撲などのスポーツと違って、芸事は勝ち負けがあるわけではありません。
しかも演技は、答えも幾つも存在するもの。
だけど僕はこう思います。芸事も、見えないだけで確実に勝敗はあるのだと。
1ステージ、1ステージ、勝ったり負けたり、、、。
勝っては自信をつけ、負けては反省をし、また血の滲むような精進を繰り返す。
決して、奢らず、調子に乗らず、謙虚に日々の精進を繰り返してきたからこそ、浜木綿子座長もこのような名誉を手にすることが出来たのだと思います。
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