システムキッチンの排水トラップの点検 |
スライドタイプのキッチンの場合、トラップが外れる場合がありますので、定期的な点検が必要です。 |
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キッチンのキャビネットがスライドタイプの場合はキャビネットの内部の空間を広く取るために写真のような形状のトラップになっています。 ○印のナットの緩みが原因で、ナット上部のパイプが外れる場合もありますので定期的なチェックが必要です。 トラップ内部には常に一定の水が溜まっていますので下に重量がかかっています。そしてナットの緩みや引き出しの出し入れ時にこのトラップに物があたるなどの要因とパッキンの劣化などが重なり、結果的に外れる場合があります。 足元に水が流れてきて気が付く前に下記内容にて点検をして下さい。 *写真のトラップは『SトラップHSK』 |
☆ 点検方法 | |
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点検 ・左写真のようにパイプとナット上部の間隔が約3cmになっているか点検して下さい。 ・3cm以上ある場合は下がっていますので、修正が必要です。 ・4cm以上は危険な状況です。約5cmで外れます。 |
☆ 修正方法 | |
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修正方法 ・ナットを少し緩めます(手でOKです) ・上のパイプとナット上部の間隔を約3cmにして締めます(手締めでしっかり締めればOKです) ・シンクに水をしばらく流して漏水が無いか確認して下さい。 ・もし漏水がある場合はゴムパッキンの劣化が考えられますので、ゴムパッキン(専用パーツ)の取り寄せ又はタカラのメンテナンスが必要です。 専用パーツ ・ダイケイパッキン(HSK) ・スリップワッシャー(HSK) |
☆ 後日点検の為にしておくこと | |
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後日点検の為に ・左の写真のようにナットとパイプの差し込み部分にマジックでラインを入れておきます。下の写真のようにラインの位置で目視確認ができます。 *写真はトラップが下にさがった状態 ・修正方法は上段に記載の方法でトラップを元の位置まで上げて下さい。 |
・他の部分も緩みが無いように手締めでしっかり締めて下さい。(矢印の方向に締めます) |
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洗浄ノズルキャップを外した写真 (上段の写真とは左右が変わっていますが、排水口位置に合わせます) |
上から内部を見たところ | トラップの内部構造 水色の部分にいつも水が溜まっていて排水管からの臭気を遮断しています。シンクに水を流すと押し出され排水管に流れていきます。 |