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温暖化で魚の旬の時期に異変との指摘も
11月3日 23時02分

温暖化で魚の旬の時期に異変との指摘も
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首都圏の台所、東京の築地市場でも近年、魚の旬の時期がずれるなど、温暖化が原因とみられる異変が起きているとベテランの卸売業者は指摘しています。

水産物の取扱量が全国で最も多い東京の築地市場では、全国から入荷された400種類以上の水産物が取り引きされています。
築地市場でおよそ30年働いてきたベテランの卸売業者、小林泰輝さん(54)は、近年、市場に出回る魚に変化が起きていると指摘しています。
例えば「さわら」は「魚へんに春」と書くように、小林さんが働き始めたころは春が旬の魚で、九州から産卵のために北上して瀬戸内海などを中心に捕れていました。
それが最近は海水温の上昇によって日本海側などにも北上して捕れる海域が広くなり、秋のこの時期にも市場に多く出回るようになったといいます。
環境省が設置した専門家の委員会も、ことし公表した報告書の中でさわらの変化について気候変動による影響の可能性を指摘しています。
また、秋の味覚「さんま」は、近年は北海道近辺の海水温の上昇に伴い、より北の海域に長くとどまって南下してこないため、水揚げが遅れる傾向があるということです。
一方、北の海域にいるうちに、外国の船団が先にさんまをとってしまい、漁獲量が減るという事態も懸念されるということです。
こうした変化について、小林さんは「昔だったらこの時期が旬だよとお客さんに魚を紹介できたが、今は捕れるかどうか分からず、予想を立てた商売が出来なくなった。温暖化や海水温の上昇などいろいろな要因はあると思うが、変化に拍車がかかっている気がしていて、今後も年々状況が変わってくるのではないかと思います」と話しています。

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