消費税率の再引き上げをめぐり、政府が4日から開く「点検会合」で、すでに公表されている有識者メンバーに、新たに3人が加わることが、FNNの取材でわかった。直前のメンバー追加は、異例のこと。
新たなメンバーは、国際大学・筑波大学名誉教授の宍戸 駿太郎氏、早稲田大学政治経済学術院教授の若田部 昌澄氏、フューチャーアーキテクト会長兼社長の金丸恭文氏の3人。
関係者によると、今回の会合に参加するメンバーの1人から、いわゆる「増税慎重派」が少ないとの指摘があり、これまで消費税率引き上げに慎重な姿勢を示していた宍戸氏と若田部氏の2人を、急きょ入れたという。
点検会合の最終的なメンバーは、4日午後に公表される見通し。

安倍首相は、消費税率10%へ引き上げるかどうかに関しては、経済状況を総合的に勘案して、年内に判断する考え。
10月31日の日銀の追加金融緩和で、株価が上昇して円安に振れたが、週明けの市場が、どのような動きを見せるのか、注目される。