ソウル=貝瀬秋彦
2014年11月3日23時01分
韓国の朴槿恵(パククネ)大統領は3日、訪韓中のオランダのウィレム・アレキサンダー国王との会談の中で日韓関係に言及し、特に旧日本軍慰安婦問題が「懸案」になっていると述べた。
韓国大統領府によると朴氏は、日韓は東北アジアの平和と繁栄の実現のために協力しなければならない同伴者だとした一方で、「歴史問題の認識、特に慰安婦問題が懸案になっており、解決のために努力しているところだ」とした。
オランダ国王は訪日中の先月29日、宮中晩餐(ばんさん)会で第2次大戦に触れ、和解の土台となるのは互いに背負ってきた苦痛を認識することだとの趣旨の発言をしており、朴氏の発言もそれを意識したとみられる。
日本とオランダの間では第2次大戦で、オランダ領東インド(現在のインドネシア)が日本軍の占領下に置かれ、軍人らが捕虜となったほか、慰安婦にされた人もいる。(ソウル=貝瀬秋彦)
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朝日新聞国際報道部
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