イスラム国の少年兵、戦場で肉の盾とされる

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「フォーリン・ポリシー」の10月27日付の報道によると、ISは厳密な組織枠組みを作り、少年兵を募集し、彼らに過激な宗教思想を植え付け、基本的な戦闘技能を教え、西側との戦いにおける新世代の「未来兵士」に育つよう期待している。

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ISがどれほどの少年兵を募集したか、確かな数字は上がっていない。しかし国連幹部や人道主義団体、記者などによると、ISが少年兵を募集し、洗脳や軍事訓練を行っているのは確かだという。

アナリストによると、ISの少年兵が長期にわたって重大な脅威となる可能性がある。なぜなら、学校での正規の教育を受けることを阻止され、反対に、毎日過激思想を学ぶことで人間としての基本的感情を失い、頭の中は信仰のために戦い犠牲になることを神聖視する考えで満たされるからだ。

米国人道主義団体の責任者、ホイットマン氏は「子供たちはいま、最前線で肉の盾に仕立てられている。IS兵士が負傷すれば、子供たちは自分の血を差し出して救う義務を有する」と語った。

イラクのモースルとタルアファルでは、多くの人が国連調査員に、ISの制服をまとい、重い兵器を担ぎパトロールする少年兵を目撃したと告げた。少年兵は簡単な訓練を受けるとすぐ、コバニの戦場へ送られる。

(翻訳 李継東)‍