2014年11月3日21時07分
「蝦夷(えぞ)富士」と呼ばれる北海道・羊蹄山(ようていざん)のふもとを走る蒸気機関車「SLニセコ号」(札幌―蘭越〈らんこし〉)が3日、粉雪のちらつく空の下、最終運行した。2000年10月の運行開始以降、約10万人が乗車。午後7時過ぎ、札幌駅にラストランを終えたニセコ号が入ってくると、名残を惜しむファンらが「お疲れさま」と歓声を上げた。
JR北海道は、05年のJR宝塚線(福知山線)脱線事故後に義務化された新型ATS(自動列車停止装置)の搭載が難しいことなどから、4ルートあるSL運行のうち三つの休止を決めた。12月に運行する「SLはこだてクリスマスファンタジー号」(函館―大沼公園)も今年で見納めとなる。
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朝日新聞社会部
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