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共産市議が「赤旗」を市役所庁舎内で購読勧誘 伊丹市で管理規則抵触の恐れ

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共産市議が「赤旗」を市役所庁舎内で購読勧誘 伊丹市で管理規則抵触の恐れ

 兵庫県伊丹市の職員が庁舎内で共産党市議から政党機関紙「しんぶん赤旗」の購読の勧誘を受け、購読していることが16日、分かった。市は庁舎内での物品の販売や勧誘に関する規則に触れる恐れがあるとして、今後の対応を検討する。

 この日行われた市議会本会議で、佐藤良憲市議(自民党)が質問。二宮叔枝総務部長が答弁して明らかにした。

 同紙について、二宮部長は「多くの職員が、副主幹昇任時に議員から勧誘を受け、市庁舎内で購読の勧誘が行われていた」と説明。

 市は庁舎管理規則で、庁舎内での物品の販売や宣伝、勧誘する行為などを禁じていることから、「職員以外の者が執務室内に立ち入ることから問題が生じる場合もあり、勧誘行為については他を含め、厳格に対応していく」とした。

 共産党県委員会の村上亮三書記長は取材に応じ、「政党に所属する議員が、党機関紙を広く国民に勧めることは正当な政治活動。市職員が政党の考えを知るために機関紙を読むことは大事なことで、中立性を疑われることはない」と話した。

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