長沢美津子
2014年11月2日18時00分
各地から魚と野菜が集まり、人の行き交う市場の活気を舌で感じてもらおうと東京都中央区の築地市場で2日、「築地市場まつり」が開かれた。1997年の第1回から今回で5回目。晴天にも恵まれ10万人(主催者発表)が訪れた。
日頃はプロ相手に商売する仲卸が、一般消費者に生鮮品を手頃な価格で販売するほか、蓄えた知識や技術を披露するのも、まつりの目的だ。人気のマグロの解体ショーは、90キロを超える冷凍のメバチマグロで。カチコチの塊を最新鋭の電気のこぎりでさばき、スーパーの店頭で手に取るトロや赤身のサクになるまでを見せた。
今回初の「鍋グランプリ」には東西の産地と築地で働く人たちの合計16団体が参加。優勝は、茨城県北茨城市観光協会による肝を溶かし込む「あんこう鍋」だった。母とふたりで6杯を食べ比べ、「海鮮ちゃんこ」が気に入ったという近所の男性(48)は、「このにぎわいが築地ブランド。ずっと残してほしい」。(長沢美津子)
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