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そう言うと、お姉さんは手を叩いた。

「ほら、いらっしゃい?」

お姉さんが合図すると、リビングのドアが開いた。そして男の子が入ってきた。

「はい」

男の子はとても綺麗な顔をしていた。私と同じくらいの歳に見える。

男の子は白いシャツに、半ズボンという格好だった。
色白で、手も足も女の子のように細い。その体は信じられないほど綺麗で、膝小僧までつるつるしている。
中性的で、驚くほど美しい男の子だった。学園の男子とは全然違う……まるでマンガの世界の王子さまみたい。こんな男の子が本当にいるんだ……と思った。


「ほら、もっと近くにきなさい?」
「ふふっ、遠慮はいらないわ。あなたが私といつもしてること、アリサちゃんに見せてあげましょ?」

「は……はい」

男の子はお姉さんの足元に跪いた。そしてなんと、その脚に頬擦りをし始めたのだ。

「……!」

「この子、私の脚が大好きなの……ふふっ、もう分かるでしょ?私達、こういうカンケイなの」

「は……はい……」


体が熱い……、耳まで火照っているのが自分でも分かる。きっと今、お姉さんから見たら、私の顔は真っ赤になっているだろう。

「か、彼氏さん……ですか?」

「彼氏?フフフ……違うわ。アリサちゃん、この子はね、私の……」



「弟よ――」

「えっ……?」



「フフッ♪アリサちゃん、さっきビューティーの話、したでしょう?」
「“快楽は、全てを超える”って……。私たちビューティーの世界では、これは普通のこと……。すべて、許されることなのよ?」

「これが……ゆる……される……?」

ぼうっとしたまま、私はお姉さんの言葉を復唱していた。
思考が目の前の現実に追いついていない。私はごくりと唾を飲んで、二人の姿を見続けた。

「そうよ?すべてが許される……。進化した存在であるビューティーは、人間の決めた規範には従わないわ」

「身分の違いも、世間体も、血の繋がりですら関係ない……欲しい男は奪い取るだけよ?」
「どんな男だろうと、私達の快楽には逆らえない。虜にして、自分のものにできる……」

「それにね、ビューティーはお姉さんだけじゃないのよ?世界中に沢山の仲間がいる……組織として互いに助け合って生きているの」
「だから、必要なものは組織が保障してくれるわ……男を囲う場所も、許されないない愛を紡ぐところも、すべて用意してくれる」

許されない愛を紡ぐことのできる場所――
私は、ゴクリと喉を鳴らしてしまう。本当に、そんなところがあるの?
しがらみだらけのこの世界で……私がずっと追い求めていた、そんな場所が……本当に……?

お姉さんは脚を組み替えた。そして男の子の頬に優しく手を当てた。

「フフッ、ボウヤ、脚だけで満足できるの?……できないわよね?

「あう……」

男の子の頬がみるみるうちに、赤く染まっていく。
次第に彼の息が荒くなり、もじもじと内腿を擦り合わせ始めた。

「ほぉら……あなたの恥ずかしいところ、アリサちゃんに見てもらいましょう?」

「は、はい……。姉さん……」

すると、男の子はソファーに座り、ダラリと両足を開いた。その隣にお姉さんが座った。
お姉さんは慣れた手つきで、彼のベルトを外した。そしてズボンを脱がすことなく、ジッパーを下げた。そして……

「フフ……」

……その綺麗な手を、彼のズボンの中に滑り込ませた。

「あうっ……」

男の子が小さく呻いた。

「フフ、もう大きくなってるわ……期待してたのかしら?フフ、悪い子ね……」

「あんっ……あぁ……あっ……あっ……」

お姉さんの右手が、男の子のズボンの中をまさぐっている。
いやらしい衣擦れの音と、男の子の悶える声……部屋中が淫猥な音に満たされた。

「あ……んん……姉さ……ん……」
「そ、そこ……そこはだめ…ぇ……っ……」

「フフ……ココ?……ここがいいの?もっとしてあげるわよ?フフッ♪」

「あうっ……!んぁぁ……だめっ……だめぇ……」

そのうち、男の子のズボンの中からクチュクチュという音が聞こえ始めた。

「あら、もう濡れてきた……ふふっ今日は早いわね?アリサちゃんがいるから、いつもより興奮してるのかしら?」

「ううぅ……そ、そんなこと言わないでぇ……?」
「あぅっ、あうぅ……ぼ……ぼく…………恥ずかしいよぅぅ……」

「ふふっ、何言ってるの?恥ずかしいのがいいクセに……」
「ほぉら……♪感じちゃってるんでしょう?素直になりなさい……♪」

「あうっ……ごめんなさい……ごめんなさい……」

クチュクチュ……クチュクチュクチュ……

「あんっ……あんんっ……うぅ……はしたないのみせて……ご、ごめんなさい……」
「み……見られてるのに……ううぅ……こ、こんらに……きもひよくなって……ごめんらさい……んあっ、んああっ……!」

「ふふっ、いけないボウヤ……♪アリサちゃんの前で、こんなにおちんちんを濡らしちゃって……」
「だめじゃないの……。今からこんなにしてたら“お姉さんが変わったとき”耐えられないわよ?」

お姉さんが意味ありげに微笑っている。クチュクチュという音が更に激しくなった。
ズボンに差し込まれたお姉さんの右手が、しなやかに動いている。それに合わせて、男の子の腰がビクビクと反応していた。

クチュクチュクチュ……クチュクチュクチュ……

クチュクチュクチュクチュ……クチュッ……クチュクチュクチュッ……

「んあっ、んあっ!……ああぁ……ゆ…び……すごいよぅ……」
「あうぅ……きもちいぃぃ……んあぁ……姉……さぁん……」


眩暈がした――

私の目の前で、血の繋がった姉と弟が、禁忌を侵している。
弟の性器を弄ぶ姉。姉の指で快楽を貪る弟……目の前で繰り拡げられるあまりに淫らな行為に、私は自分の中で、何かがガラガラと崩れていくのを感じていた。

「なにこれ……す…すごい……」

もしこれが……これが私だったら?目の前の兄弟が、私とお兄ちゃんだったら……ふと、そんな思いが去来した。
……その瞬間、とてつもない倒錯感が襲ってきた。

「す……すごい……すごい……」

私は二人の行為を見続けた。もう、目を離すことができなくなっていた。

「フフ……そろそろ、してあげようかしら」

「あうぅ……あ……あぁぁ……」

「ほらボウヤ……これからが本番よ?フフッ、アリサちゃんも、よく見てなさい?」

お姉さんがパチリとウインクした。そして動かしていた手を止めた。

……水音が止まった。


聞こえるのは、男の子の乱れた息遣いだけだ。


やがて、男の子のズボンの中から、奇妙な音が聞こえてきた。


粘液を擦り合わせるような音……

“在り得ないような音”が部屋中に響き始めたのだ。


グチュ……グチュ……
ヌチュ……グチュチュッ……!グチュ……ヌチュ……

「……!!」

これは、ただ指で弄っているような音じゃない……!
目の前で想像もできないような“何か”が、男の子の股間を弄り回している……私はそう思った。

お姉さんの右肘は全く動いていなかった。だから、今動かせるとしたら指先だけなのだ。
だから、あんな風にズボンの表面が上下するはずがない。指と性器だけではない何かが、男の子の股間で暴れているのだ。

ヌチュ……ヌチュチュ……!
グチュ……グチュ……ジュブッ……グヴュ……グチュチュッ……!

大量の粘液を擦り合わせるような音が聞こえてくる。
男の子のズボンの表面に黒い染みが広がっていく……。ズボンの裾からポタリ、ポタリと……滴り落ちてくる。

「…………」
「(すごい零れてる……男の子って、こんなに濡れるものなの……?)」

私には経験がないから、そういうことは分からない。
それでも、この音と滴り落ちる大量の粘液は、あまりに異常すぎる……。私は本能的に、目の前の“在り得ないものの存在”を、確信していた。

私は初めてお姉さんを怖いと思った。

「フフフ……」

「あ……あぁ……ぁ……」

お姉さんが微笑している。男の子はハアハアと息を荒げ、時折、ビクンと体を震わせている。

あの中で、いま何が行なわれているのだろう。男の子の未熟な器官が、一体、どんな行為に晒されているのだろう……?
それを思うと、私の心は、恐怖と嫌悪感……そして、密やかな好奇心で満たされた。


「ああぁっ……!」

男の子が大きく呻いた。……次の瞬間、男の子のズボンがボコリと膨らんだ。

ウジュ……ウジュ……グヴュ……ゴヴォヴォ……グブゥゥ……

おぞましい音が聞こえる。
ズボンの表面がウゾウゾと動きながら膨らんでいく。まるで、無数の蛇が中で蠢いているかのようだ。

ゴヴォ……グブゥ……グブブブブ……

「ああっ……ああああぁぁぁぁ……」

やがて男の子の股間は、中に風船が詰まったかのようにパンパンに膨らんでしまった。

「ボウヤのおちんちん“舐めて”あげるわ……」

お姉さんが舌を出して、れろりと唇を舐めた。
すると男の子の股間から、ピチャピチャという水音が聞こえてきた。

チュパ……チュパ……ジュルル……ピチャ……ピチャ……

ピチャ……ピチャピチャ…………チュパッ……チュパッ……

「……!?」

「う……うそ……」

私は自分の耳を疑った。
……舐めている。お姉さんの“指だったもの”が、いま男の子の股間を舐めているんだ。

「フフフ……とっても美味しいわ……」

「あぁぁっ……あああぁぁ……!」

チュルル……ジュルッ………ピチャピチャ…………

チュ……ブ……チュブゥゥ……チュパッ……チュパッ……ジュルルルル……

「フフ、このまま舐めていてほしい?……それとも吸い付いてほしいのかしら?」

「おちんちんを頬張って、しゃぶってあげてもいいのよ?フフフッ……たっぷり可愛がってあげる」


私は幼い頃に見た、あるホラー映画の情景を思い出した。
隔離された狭い宇宙船の中で、未知の生物に寄生された乗組員が、仲間達を襲っていくシーンを……。

美しい女性船員の体から、粘液の滴る触手が何本も伸びて男性を拘束する。そして、身悶える男性の目の前で触手の先端がぐぱりと音を立てて割れていく。
……それは捕食者として生まれ変わった彼女の新しい“口”だった。戦慄する男性。触手達は恐れおののく男の体に次々と食らいつき、彼の体液を啜り始める。
「スワセロ……。ワタシニ……オマエノタイエキヲ、スワセロ……」触手口から発せられたおぞましい声が、船内に響き渡る。その声は、男を吸い尽くすまで鳴り止むことはない。


今、目の前で悶えている男の子の股間も、そんな異形の蹂躙に晒されている。
若い肉棒を舐められ、しゃぶり尽くされ……。粘液に塗れた、おぞましい触手口に吸い付かれ……体液ならぬ、精液を搾り取られようとしているのだ。

「フフ、裏筋に吸い付いてあげる……。チュウチュウ吸いながら、おちんちんを舐め溶かしてあげるわ」

「ほぉら、吸い付くわよ?フフフ、アリサちゃんの前でたっぷりと悶えなさい?ほぉらっ♪」

「ああっ……あああああっ……」

男の子が、大きく喘いだ。

ジュルジュルッ……ズゾゾッ……チュウウウゥゥゥッ……!!

ズルズルズルッ……ブ……チュ……ジュルジュルジュルジュルッ!!

「んあああああっ……!?ああっ……ああああああっ……!!」

凄まじい吸引音とともに、男の子の華奢な背中が折れんばかりの勢いで反り返った。
そのまま彼はガクガクと体を揺らしている。その股間からは粘ついた吸引音が鳴り止まず、彼のズボンは裂けんばかりに膨張していた。

「うっ……」

私は軽い吐き気を催し、口元を抑えてしまう。
あの膨らんだ布地の中で、無数の触手口が肉棒に吸い付き、その凶暴な吸引力で子種を搾り取ろうとしているのだ。
なんておぞましい音なのだろう……。お姉さんはあんなに優しい笑顔をしているのに、その手首の先では貪欲な異形の本能を爆発させている……。

「ああぁ……き……気持ちいいよう……」

「フフ……そう?じゃあ、もっと激しくしてあげるわね」

「あ…う……?あ……あぁっ…あああああぁっ……」

グチュグチュという音が激しくなる。
それと同時に、男の子の体がガクガクと痙攣した。すると……。

ポタ……ポタ……

「あうぅぅ……あ…あああああぁ……!」

男の子の痙攣が激しくなる。
すると突然、男の子のズボンから何かがボタボタと零れ落ちた。

タパパッ……ボタッ……ボタボタボタッ……!!

「ひっ……!」

体がキュッとすくんでしまう。私は口に手を当てたまま、恐る恐るその零れたものを見た。
……それは凝固した粘液の塊だった。粘ついたゼリー状の液体が、男の子のズボンの中から大量に流れ落ちているのだ。

「フフ……ボウヤが可愛いいから、お姉さんもこんなに濡れちゃったわ」

「ああぁ……ね……姉さぁん……」

ボタッ……ボタッ……ボタボタッ……ボタ………

おびただしい量の粘液が、止めどなく溢れている。
零れ落ちる謎の粘液……時折、ゼラチンでも混ざっているかのような半固体の塊が、ぬちゃりと糸を引いて、ソファーの下に落下する。
頭がくらくらする……。たとえようのない生々しく淫らな臭気が、部屋を満たしていた。

「さあ、もっと聞かせて頂戴?可愛い弟の喘ぎを、姉さんに聞かせて……?」

ウジュウジュと、蛇がのたくるような音が聞こえてきた。
それは男の子が乱れれば乱れるほど、より大きくなっていく。その音に合わせて、彼のズボンの下の蠢きも勢いを増していく――

「ほらボウヤ。お姉さんにおちんちん弄ってもらうの、いい?」
「ボウヤは、今幸せなの?ほぉら、こうやって毎日私に気持ちよくしてもらえるの、ボウヤは嬉しいの?」


「あうぅ……しあわ…せ……れ……す……」

「フフ、もっと大きな声で言ってごらんなさい?アリサちゃんによく聞こえるように……ボウヤの今の気持ちを、吐き出しちゃいなさい?」

お姉さんが私にパチリとウインクした。

「ほら、どうなのボウヤ……?」

その妖艶な声に促されて、男の子が涎塗れの口を開いた。そして――

「あう……。ぼ、ぼく……しあわせです……」
「うぅっ……ぼく、ねえさんにしてもらえて……しあわせ………」

「まいにち……まいに…ち……気持ひよくひてもらえて……しあわ…へ……」
「うぅっ……!ねえさん……すきぃ……!ぼく……ぼく……ねえさんとこうなれて……しゃあわせだよおぉぉ……!!」


「……!!」

……その言葉は、私の胸を貫いた。
彼の言葉は、まるで研いだ槍のような鋭さで心の中に突き刺さった。そして私の中に居座っていたあの重いドロドロしたものを貫き、一瞬で壊してしまった。


「そっか……。君、良かったね?フフ……」

自然と、言葉が口をついて出ていた。
それを聞いて、男の子はコクンと頷いた。お姉さんは静かに微笑んでいる。

なんだか、自分が軽くなったような気がする。
胸のつかえが取れ……心の中のドロドロが、形を失って消えていくのを感じる。

さっきまで、息をするのも苦しかったのはずなのに、今は、心地良い風が胸の中を通っていくような感じだった。
心がふわりと軽い。睦みあう二人を見ていると、自分まで幸せになっていくかのようだ……。

奇妙な感覚だった。目の前の光景はおぞましいものなのに……想像もできないような異形の器官が、男の子を犯しているのに……今の私には、それがとても幸福な……満ち足りた姿に感じるのだ。
……気付くと、私は微笑っていた。


……ズボンの表面の蠢きが、激しさを増した。

「あうっ……あうっ……あううっ……!」

お姉さんに優しく見下ろされながら、彼の、少女のように華奢な体がビクビクと戦慄いた。ブチュブチュという粘着音が轟く。
異形の搾精に、こんな子がいつまでも耐えていられるはずがない。きっともうすぐ、彼は自らの子種を異形の口内に吐き出してしまうだろう。

「あぁぁ……」

そのうちに、男の子の様子が変わった。
眼に光がない……。虚ろな瞳でぼんやりと虚空を見つめながら、だらしなく舌を出している。

やがて、彼の体が小刻みに震え始めた。

「あら、どうしたの?フフ、もしかしてボウヤ……」

「あああぁぁ……。吸い取られ……りゅうぅぅ……」

やがて男の子は、小刻みに震えながらお姉さんの体に力無くしなだれかかった。
そのとき、彼の何も見ていない瞳がピクリと動いた。それを見たお姉さんは優しい微笑を浮かべて、彼の頭をゆっくりと撫で始めた。

「ああ……姉さ…ん……」

すると、男の子は涎塗れの唇で「姉さん」と呟いた。
その直後、頭を撫でる優しい動きと裏腹に、股間を貪る吸引音が加速した。そして彼は、お姉さんの腕に抱かれながら――


「んあっ……」


……ぶるりと、大きく身震いした。

その後しばらくの間、お姉さんの腕の中でピクンピクンと震えていた。
やがてその震えも止まり、男の子はぐったりとしてしまった。


射精したのだ――

男の子の射精に合わせて、彼のズボンの中から聞こえていた音も変化した。
先ほどまでの吸引音に加えて、ジュルジュルと何かを啜るような音が聞こえ始めたのだ。

ジュルジュル……ピチャ……ピチャ……

チュウゥゥゥ……ジュル……ピチャピチャ……ジュル……ジュルルルルル……

お姉さんが男の子の放ったものを吸い取っているのが分かった。
舐めしゃぶる音……吸い上げる音……。恐ろしい異形の器官が男の子の肉棒に絡みつき、白い蜜を啜り上げている。

「ふぁ……あぁぁぁ……」

男の子が心地良さそうな溜め息をついた。
精を啜る、グロテスクな水音に包まれながら……彼はだらしなく舌を出し、蕩けるような悦びに浸っていた。



「美味しいわ……今日も、とっても素敵な味ね……フフフ……」

お姉さんの頬が紅潮している。
精液を吸って興奮したのか、彼女は腕をグリグリと動かした。

「ほら、尿道の中に残っている精子も、吸い取ってあげる♪」

「ほぉら、ほぉらっ……♪」

腕の動きが激しくなる。それに伴って、男の子のズボンの表面に、無数の細長い何かが浮き出てきた。
そしてそれが、ウゾウゾと激しく動き始めた……!

「んああああぁぁ……は……激しいよぉぉ……!」
「しゅ……しゅわれ……りゅうぅぅぅ……!うあぁぁぁ……!」

「ほら、ほらっ!お姉さんに頂戴?全部飲ませてぇ……!?」

「うわ……あんなに動いてる……。凄い……」

どうしてだろう?気持ち悪いのに、目を背けることができない。
ズボンの布越しに無数の蟲が這っているかのような……そんなおぞましい光景なのに、何故か私は、目の前の目が離せなくなってしまった。

グロテスクの中に見え隠れする、甘美な退廃。おぞましい搾精と、恍惚の表情……。粘着音と喘ぎ声、姉と弟……優しさと肉欲……。
目の前で交わる二人の姿に、私は、歪で美しいなにかを感じてしまう……もう目を逸らせない。

引き込まれるように、私は二人の“結合部”を凝視していた……。
お姉さんの腕が差し込まれた、ズボンの裾の暗がりを見続けている。その穴が激しくなるお姉さんの腕の動きとともに、徐々に広がっていく……。

そして私は、ついに“それ”を見てしまった。


始めは、チラリと見えた。

少しして、お姉さんの肘がやや上がると、中からニョロリとしたものが出てきた。
裾から飛び出した“それ”は、しばらくにょろにょろと動いていたが、やがてシュルリと裾の奥へ引っ込んだ。

……それは触手だった。私はついに“お姉さんが人間ではない”という決定的なものを見てしまった。

固まっている私を尻目に、お姉さんが声を上げた。

「アリサちゃん。この子はね、おちんちんを吸われながら、うしろを攻められると弱いのよ?」
「フフッ、“うしろ”っていうのはね、お尻の穴の中にある、前立腺っていうところ……ここは男の子が気持ちよくなるスイッチみたいなところなの」

また音が変わった。男の子の肛門の辺りがモコモコと膨らんで、ギュポギュポと吸い付くような音が大きくなった。
すると、男の子がブルブルと震えだした。男の子の綺麗な顔が、快楽で歪んでいく。だらしなく開いたままの口から涎がポタポタと零れ落ち、絨毯に染みを作っている。

「い……いいよぉぉっ……!あうっ……あう……あうぅぅぅぅ……」

ギュポ、ギュポ、ギュポ、ギュポ、ギュポ、ギュポ……

「ほら、こうして前立腺を弄ってあげると……いつもお尻の穴をキュッと締めて悦ぶの」

ギュポ、ギュポ、ギュポ、ギュポ、ギュポ、ギュポ、ギュポ、ギュポ、ギュポ、ギュポ……

「あうぅっ……きもちいいぃ……!ね、姉さん……姉さぁん……!!」

男の子がお姉さんの背中に手を回し、そのままギュッっと抱きついた。

「あらあら、この子ったら……」
「この子、気持ちよくなるといつも抱きついてくるのよ?フフッ、可愛いでしょ?」

「ううぅ……気持ちいいぃ……!」
「ねえさん……こ…こんなのぼく……と……とんじゃう…………とんじゃうよぉ……!」

男の子は目を閉じ、お姉さんに抱きついたままだ。
ときどきビクンと体を反り返らせる。快感の奔流に流されそうになりながら、お姉さんにしがみつき、必死に快楽に耐えているのだ。

ギュポ、ギュポ、ギュポ、ギュポ、ギュポ、ギュポ、ギュポ、ギュポ、ギュポ、ギュポ……!

「はうぅぅぅ……!」
「んあぁ……だ……めぇ……」

吸引音が激しくなると、男の子は消え入りそうな声になった。だんだん、男の子の目が虚ろになっていくのが分かった。
そして……

「んん……姉さ……ん……」

そう一言呟くと、男の子はお姉さんに胸に顔を埋めた……。

「フフ……」

その甘えるような仕草を見て、お姉さんは微笑んだ。そして空いている方の手を回し、男の子の頭を優しく抱き寄せた。
……やがて男の子は、彼女の腕の中でビクンと大きく体を震わせた。

「んんっ……!」

お姉さんの腕の中で、男の子のくぐもった呻きが聞こえた。
そして彼はビクン……ビクン……と、数回、波打つように体を震わせて……やがて動かなくなった。

「んあぁぁ……で……ちゃったぁ……」

「ん……漏らしちゃったわね。フフッ、とっても濃くて美味しそうだわ」
「フフ……いい子ね……。じゃあまた味わわせてもらうわよ?」

ゴクリ……ゴクリ……と、喉を鳴らすような音がした。
お姉さんの右腕が、その音に合わせて僅かに波打っているのが見える。

「ああ……お姉さん、飲んでるんだ……」

お姉さんの綺麗な肌の下を、精液が通っていくのが分かった。
彼女は今、男の子から搾り取った子種を吸い上げて、体内に吸収している。

それを見て私は思った。私達が渇いた喉を潤すことと同じなんだと。
あれは性行為ではなく、食事なんだと……そう思った。

「あ…へぇ……」


男の子はぐったりとしている。お姉さんに抱きついていた両手が力無く下がっていく。
やがて彼はそのまま座っていることもできなくなり、ズルズルとソファーの上に仰向けになった。


「ボウヤったら、またこんなに漏らしちゃって……フフッ、やっぱり前立腺は効くわねぇ……」
「でもね、この子の弱点はそれだけじゃないのよ?」

お姉さんが微笑む。次の瞬間、ビュルビュルと何か細いものが伸びていくような音聞こえてきた。

「……!?」

見ると、男の子の股間の所が激しく蠢いていた。ズボンの布越しに、何か細い糸のようなものがうぞうぞと動き回っているのが分かる。

「ウフフ……」
「この子はね、こうやって尿道に侵入されるのも大好きなの。フフ、困った子でしょう?

「に……にょうど……う……?」

ニョウドウって……あの尿道のこと?そう言われても私には、男の子のそんな所がどうなっているのかなんて、良く分からなかった。
でもそれはおしっこの出る穴なのだから、そんなに太いものではないはずだ。だから、そんな指よりも遥かに細く、長いものでなければ中に入るなんてできるはずがない。

頭の中に、糸のような細長い触手の姿が浮かびあがる。
それがビチビチと粘液を滴らせながら彼の肉棒の先端にとりついて……ウネウネと身を震わせながら、尿道の中に侵入していく……。
そんなおぞましいイメージが脳裏をよぎり、ゾワゾワと肌が粟立った。

男の子は「あっ……あっ……」と小さく喘ぎながら、体をビクン……ビクン……と震わせている。
だがそれでも彼は、ぼんやりとした表情のままで、グロテスク異形の触手に体内を侵されているとは思えないほど、妙な穏やかさがあった。

「フフッ、中に入れられるのも、もうすっかり慣れたわね」
「可愛いおちんちんだわ……。たっぷり開発してあげたから、どんどん触手を呑み込んでいくわね」

「どう?気持ちいい?おちんちんの中いじられるの、いい?」

「ふあぁぁ……はいってくるぅぅ……い、いい……あうぅぅぅ……」



「ほぉら、忘れずにお尻の穴も可愛がってあげるわ。ほら、ほら、前立腺をツンツンしてあげる」

「あひいいいぃぃ……ふあっ……ふああああああぁぁ……!」

お姉さんがそう言うと、男の子の肛門の辺りの布が、突然激しく動き出した。
……同時に、男の子の腰がガクガクと揺れ始める。そして彼は大きな声で喘ぎ始めた。

「あ、あひぃっ……おしりのあにゃに、く、くるうぅぅぅ……!」
「うはぁぁぁ、おちんひんのなか、くちゅくちゅしないれぇぇ……!?あああぁぁぁぁ……!吸われる……吸い取られりゅぅぅ……!」

「フフッ、この三点責めはすぐイッチャうのよね……ほらボウヤ、もう限界でしょう?」

「うあぁ……、だ、だめぇぇ……」

ギュポ、ギュポ、ギュポ、ギュポ、ギュポ、ギュポ、ギュポ、ギュポ、ギュポ、ギュポ……!

……吸い付くような音が加速していく。

ギュポポポポッ!!ギュポ、ギュポ、ギュポ、ギュポッ!!
ギュポ、ギュポ、ギュポ、ギュポ、ギュポ、ギュポ、ギュポ、ギュポ、ギュポ、ギュポ、ギュポ、ギュポ、ギュポ……!!!!

「で、でちゃうぅ……あうっ、あううっ!!」
「ら…め……らめらめらめぇ……うああああ………」

「フフ……いいわよ?そのまま果てなさい……お姉さんが“吸い取って”あげるわ……」

「あうぅ!ね……姉さぁん……で、でるぅ……!!」

「……!!」

「ほぉら、漏らしちゃいなさい……?」



「ああぁ……イク……イクゥゥゥ……!!」

男の子がそう叫んだ。綺麗な顔立ちがだらしなく歪んで、白目を剥いた。
彼はそのままビクビクと痙攣して背筋を反らし、腰を突き出したようなポーズになった。……そして放精が始まった。

ビュルルルルルッ!!!

ビュルッ……ビュルッ、ビュルッ!!!

「あひいぃぃぃぃぃ……!!!」

「フフ……出たわ♪」「ほら、いいのよ?どんどんお漏らししなさい……?」

「んああっ……!!でりゅっ……でりゅうぅぅぅぅ……!!!」

ビュクンッ……ビュクンッ……!ドブッドブッ……ドブッ……!!

激しい吸引音とともに、男の子がビクンビクンと体を反らして射精している。
吸精は更に激しさを増し、お姉さんの触手がズボンの隙間から溢れ出す。ウネウネと蠢いて、膨張と収縮を繰り返し、男の子の精液を美味しそうに吸い続けた。

「ふあああぁぁぁ……」

ドクン……ドクン……ドクン……

ドクン……ドク……ン……ドク……ン………ド……ク……ン……

「フフフ……美味しいわ」

「ほら、上手にお漏らしできるように、硬くなった袋を揉み解してあげる……フフッ、最後の一滴までお姉さんに注ぎなさい?」

お姉さんの触手が、男の子の睾丸を揉み始めたようだ。ズボンの盛り上がっている部分がウネウネと波打っている。

「ああぁ……♪」

その波打つ動きに合わせて、男の子の下半身がユラユラと揺れている……。お姉さんの促すままに、放精を続けているのだ。

「あぁ……ああぁ……」

その動きはだんだん小さくなっていき……やがて止まった。

「ん……ご馳走様……」

「フフ、今日もとっても素敵だったわよ?ボウヤ……」

お姉さんが満足気な笑みを浮かべた。
だが、男の子からの返事はない……気を失っているようだ。

「フフ……アリサちゃん、これが私達の世界よ……気に入ってもらえたかしら?」

「…………」

「ビューティーとは、この世の“枠”を超えていける力……」
「許されぬ愛も、あなたが望むなら叶えられる……私がこの子を手に入れたようにね」

「…………!!」

「アリサちゃんも、私のようになりたい?」
「ビューティーになってお兄さんと交わりたい?お兄さんの心と体を、自分のものにしてしまいたい?」

「ア……アリサは……」

胸が苦しい。切ない……。

「お兄さんの心を溶かして、自分を愛してくれるようにしたいんでしょう?」
「永遠に、アリサちゃんだけのお兄さんでいて欲しいでしょう?」

「アリサは……アリサはお兄ちゃんを……」

お姉さんが男の子の頭を撫でた。

「フフッ……アリサちゃん、私達みたいに幸せになりたいでしょう?」
「このまま、不幸になりたくないでしょう?」

「あ……あ……おにい……ちゃ……ん……」

「あなたが手を伸ばせば、この幸せが手に入るのよ?あなたが望むなら、お姉さんが力になってあげるわ」

「さあアリサちゃん、こっちにいらっしゃい……?お兄さんが“誰かのもの”になってしまう前に……」

「…………!!!」

お姉さんが手を差し出した。
優しい微笑みを浮かべて……そっと私に囁いた。

「さあ、寝室へ行きましょう」

「…………」

しばらくの間、私はうつむいたままだった。

……沈黙が続いた。

しばらくして、私は顔を上げた。そのときには、もう私は迷っていなかった。
私はお姉さんの手を取った……。そしてしっかりと握り締め、彼女に微笑み返した。

「はい……お姉さん……」


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