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米 末期がんの女性が安楽死を選択
11月3日 17時08分

アメリカで、末期がんで余命半年と告知され、「安楽死」を選ぶと宣言していた女性が、医師から処方された薬物を服用して死亡していたことが分かり、「安楽死」の是非について大きな議論となっています。

この女性はアメリカ西部オレゴン州のブリタニー・メイナードさん(29)で、ことし4月、医師から脳のがんで余命半年との告知を受けました。
メイナードさんは、痛みなどの症状がひどくなるにつれて、人間らしい最期を迎えたいとして、安楽死が認められているオレゴン州に夫とともに転居しました。
そして、医師の診断を受けて薬物を処方され、「11月1日に安楽死を行う」との声明を撮影した動画をインターネット上で発表したところ、その動画が世界中で900万回以上再生され、安楽死は自殺だという批判も出るなど、大きな議論となりました。
一方で、メイナードさんは別の動画の中で、「もし11月2日以降、私が生きていたならば、家族とともに前に進みたい」とも述べていて、揺れ動く心情も明らかにしていました。
安楽死に対する理解促進を目指すアメリカの団体によりますと、メイナードさんは、今月1日、自分の寝室で薬物を服用し、家族などに見守られながら息を引き取ったということです。

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