米、中国に武力介入自制を要求 香港デモ、天安門事件再発を懸念握手する中国の楊潔チ国務委員(左)と米国のケリー国務長官=10月18日、米ボストン(ロイター=共同) 【香港共同】香港で1カ月以上続く大規模デモをめぐり、米国のケリー国務長官が10月中旬に訪米した中国の楊潔チ国務委員(副首相級)と会談した際、中国人民解放軍による武力介入をしないよう自制を求めていたことが2日までに分かった。関係筋が明らかにした。 米国がデモへの軍事的な対応に絡み、中国を直接けん制したことが明らかになるのは初めて。中国当局が民主化運動を武力弾圧し、多数の死傷者が出た1989年の天安門事件の再発を懸念したとみられる。12日に北京で行われる米中首脳会談でもオバマ大統領が香港情勢を取り上げるかどうかが注目される。 【共同通信】
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