人間は見た目が良い人に対して「優しいし、誠実で、真面目で」と性格まで良い人だと評価しやすい傾向があります。これは以前もご紹介したようにハロー効果と呼ばれる現象です。
このハロー効果が示すように、人間は特定の性質(例:容姿)が良いものを他の性質(例:性格)まで良いように感じてしまう傾向があります。
ただし、これでは「容姿はそれほどでもないけれど、良い人」が報われないような気もします。ですが、最近の研究では、“良い人”にも、ちゃんと恩恵があることが分かってきました。
“良い人”は魅力的
様々な異性の写真を参加者に見てもらい、写真だけを見てその魅力度を評価した条件と、性格の良さ(親切な人)を示すラベルを写真に付けて評価した条件では、後者の方が人物の魅力度が高まることが分かりました。
つまり、私たち人間は「相手の性格が良い人」だと知ると、その人の容姿や見た目まで「美しい」かのように感じてしまうわけです。
このように、見た目から性格へのハロー効果だけではなく、性格から見た目へのハロー効果もあることが分かったのです。つまり、容姿に自信が無い人ほどむしろ他人に優しくした方が良いということですね。
“良い人”は長期的なパートナーとして魅力的
以前、短期的な配偶者を求めている女性は悪い男に惹かれがちという記事をご紹介しました。
ただし、多くの女性や長期的な配偶(結婚など)を求める女性はボランティアに参加するなど利他的な行動をする男性のことをセクシーだと評価していたのです。
よく「恋愛のパートナーに大事なのは容姿で、結婚のパートナーに大事なのは性格だよね」という話を耳にします。実際、人間はその言葉通り、そのような基準でパートナーを選んでいたわけです。
まとめ
人間は容姿の良い人を「まるで性格まで良いかのように」評価します。ですが、一方で性格が良い人のことも容姿が良いと判断する傾向があるようです。
容姿は確かに短期的な恋愛においては、有利に働きます。ですが、結局のところ長期的でまじめな恋愛を考えている人や、結婚を視野に入れている人とお付き合いしたいのであれば、自分が真面目で誠実な自分をアピールしていくしかないと言えるでしょう。