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女装子

一般

女装子

じょそこ

女装子(じょそこ)とは、「女子」と「女装」の合成語、または女装に「〜子」を付けた造語。後発として「女装娘」との表記も。*1

第二次大戦後、1950年〜1960年代頃の10年間はゲイ社会の未分化時代であり、ゲイ・おかま(TG)・女装の分類はされていなく混沌としていた。「女装子」は、ゲイ社会の分類化蔑視が発祥であり、語源からして蔑称であった。その時点では女装者側は使っていない。

1960〜1970年代になると、ゲイバーの多様化が始まり、「ゲイ」と「女装」が分離される。その頃、女装コミュニティーも盛んになり、商用アマチュア女装も登場する。

1980年代初頭、サザンオールスターズの桑田圭祐と大阪のゲイバーのママ・ベティとの対談での造語である「ニューハーフ」が商業女装用語として使われ始め、「おかま」「ニューハーフ」との差別化の為か、女装者自身が「女装子」を名乗る事が多くなる。

広義で女装している男性一般を指し、趣味で女装をしている男性*2を含む。狭義では、日常から女装し、女性として生活している男性を指す。*3セクシャリティー、ジェンダーとして女装しているゲイバーやショーパブホステスや、いわゆるニューハーフは含まないとされることが一般的。

性的指向に関しては、同性愛には限定されず、両性愛異性愛*4も存在する。また、メイクなど伴わず、女性の衣服を身につけるのみの嗜好*5や、日常的にブラジャーなどを身につけている男性*6などの、女性の下着を着用する嗜好*7については、ここでいう「女装子」の概念には含まれないことが一般的。

*1:「じょそうこ」とは読まない

*2:趣味女(しゅみじょ)とも

*3:「ライフ女装者」「完女(かんじょ)」

*4:この場合「カマレズ?」とも

*5:首下女装?

*6ブラ男

*7:下着女装