【住宅リフォーム】リフォーム適正価格がわかる本～リフォームの現場から

リフォームで見積もりを取ってみたけれど、果たしてこの金額は適正価格なの？そんな不安を抱えている人も多いことでしょう。今回は、リフォームに掛かる費用が掲載された1冊の本、「積算資料ポケット版リフォーム編」の最新版をご紹介します。

リフォームの不安の第1位は、適正価格がわからないこと

リフォームに定価はありません。リフォームの見積もりを取る際、適正価格かどうかを判断するために、複数のリフォーム会社に見積りを取って比較する「相見積もり」という方法がありますが、あくまでも比較にすぎないため基準はあいまいです。

住宅リォーム推進協議会が行った「インターネットによる住宅リフォーム潜在需要者の意識と行動に関する調査報告書」によると、リフォームの際の不安として、「見積もりの相場や適正価格がわからない」というものがもっとも多いという結果が出ています。多くの人がリフォームの費用に関して不安を抱いているという現状があります。

相場や適正価格が事前にわかればリフォーム計画が立てやすい

リフォームの相場や適正価格がわかれば、見積りを判断する時の基準となるだけでなく、我が家のリフォーム計画が立てやすくなります。例えば、和室の畳の床をフローリングにリフォームしたいと考えた時、10万円なのか100万円なのかで計画の立て方は変わりますし、思ったより安くできるとわかれば、諦めていたことが叶うかもしれません。

リフォームの費用がわかる本、積算資料ポケット版リフォーム編

このリフォームに掛かる費用がわかる本が、「積算資料ポケット版リフォーム編」です。本のなりたちは「積算資料ポケット版リフォーム編の新しい使い方」でご紹介していますので、ご興味のある方はご覧下さい。ガイドYuuは昨年に引き続き、今年も編集のお手伝いをさせて頂きました。

「積算資料ポケット版リフォーム編」には、住宅リフォームにかかる工事費が部位別に掲載されています。もともとこの本はプロユースで、たいていの工務店さんやリフォーム会社さんが持っている本でしたが、昨年より一般ユーザーにも使いやすいように進化。リフォームを考えている人に大いに役立つ本となっています。ガイドYuuが主に参加したのは、この一般ユーザーにいかに使いやすくするかという部分です。

2015年度版には人気リフォームの解説や最新情報も

リフォームを取りまく概況や費用はその年ごとに変わりますので、この積算資料ポケット版リフォーム編も毎年発行されています。2015年度版では、工事費だけでなく、昨今の人気リフォームの解説や、最新の事例、相談例に学ぶ見積書のチェックポイントなども掲載されています。

6畳の和室をフローリング張りにしたいなら

この本の使い方は、リフォームの費用が知りたいと思ったら、まずは「かんたん索引」を開きます。この索引は一般ユーザーが我が家の困った状況やリフォームの要望から、解決策と費用にたどり着けるようにと、新たに加えられた部分です。

例えば6畳の和室をフローリング張りにしたいと思ったら、かんたん索引の中の「部位別症状」～「畳をフローリングにしたい」～「該当ページ」と進めば、すぐに工事日数2日、施工面積6畳、工事金額122,000円と出てきます。

リフォーム費用は現在の家の状況によって異なる

リフォームに掛かる費用は、現在の家の状況によって大きく異なりますので、この本でわかるのはあくまでも概算であり一般的な金額です。正確なリフォーム費用を知るためには、現状の家の調査を行ってから工事に掛かる費用を算出する必要があります。しかし、手軽にリフォームの時価や費用の目安を知ることができれば、リフォーム計画を立てる際に大いに参考になります。ぜひ有効に使って頂ければと思います。

■積算資料ポケット版リフォーム編2015 （販売価格2,880円）　
住宅のリフォームにかかる工事費を部位別に掲載。かんたん索引により、はじめてでも気になる家の症状から、 該当する工事費や事例、商品などをすぐに探せます。
☆2015の主な内容☆
住宅のリフォーム工事費、エネルギー消費量"見える化"家庭エコ診断制度、日本の文化を支える伝統建築工法「積算資料」、マンションリフォーム実践11のポイント、相談例に学ぶ見積書のチェックポイント、リフォームトラブル回避の基礎知識。見積り事例も豊富にそろい、リフォーム必携の一冊です。(旧・積算資料ポケット版リフォーム)

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