免疫細胞療法は、低下した免疫力をがんと闘えるまでに強化することが目的です。個体差を重視した免疫細胞療法を行うには、改善すべき免疫システムがどこなのかを正しく知る必要があり、腫瘍免疫チェックは必須項目となります。
腫瘍免疫チェックについて
採血による最新の免疫学的技術を駆使した検査によって、免疫の状態を的確に把握していきます。がん分子免疫の主となるNK細胞やT細胞の機能、腫瘍免疫やがん血管新生に関与するサイトカインの測定などを行い、それぞれの細胞力を測定します。また、投与した活性化リンパ球や活性化樹状細胞の効力を調べる場合には、バイオアッセイ法の検査でその活動性を測定します。
腫瘍免疫チェックによってこれらの免疫物質の状態を調べます。
抗がん細胞活性 | 1 NK活性 | 実際にがんを倒す免疫胞の元気度です。 |
免疫バランス | 2 TH1/2バランス | 免疫のバランスが良い方悪い方向かをみます。 |
3 CD4/8バランス | ||
良い免疫ホルモン | 4 IL-12 | 善玉免疫ホルモンです。 |
5 IL-7 | ||
悪い免疫ホルモン | 6 IL-6 | 悪玉免疫ホルモンで、がん細胞が自分自身を 免疫の攻撃力から逃れるため作る免疫抑制物質です。 |
7 TGF-β | ||
8 PGE2 | ||
がんの血管新生因子 | 9 VEGF | がんの増殖や転移と深く関わる がんの栄養血管を作るホルモンです。 |
フルセット検査 | 上記1~9項目と | 酸化ストレスは体のさびつき度、 抗酸化力はさびつきにくさを示しています。 |
10 酸化ストレス度測定 | ||
11 抗酸化力測定 |
細胞因子の濃度を検査するバイオアッセイ法を用いて、投与した活性化リンパ球や活性化樹状細胞の活動性を調べその効力を測定します。