2014年11月3日09時03分
選挙啓発にタレントは不要?――。川崎市が今夏に実施した市民アンケートで、昨秋の市長選の啓発キャラクターにタレントの鉄拳さんを起用したことについて「よかった」との意見は18・4%にとどまった。
無所属新顔3人が争った市長選で、市選管は「インパクトを重視」し、鉄拳さんのポスターなどを作製。ところが、投票率は32・82%と過去2番目に低かった。アンケートでは「タレントは起用しなくてもよい」「タレントの起用はやめるべきだ」との意見が計約6割を占めた。市選管は「若い世代には肯定的な声も多かった」と残念がる。
来春には市議選がある。前回2011年4月の投票率は46・11%といま一つ。この時はイカのマスコットを使って「選挙を楽しまなイカ」と呼びかけるポスターをつくったが、「東日本大震災直後で、時節柄、ほとんど張り出せなかった」という。次回の啓発アイデアは「まだ白紙です」。
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朝日新聞社会部
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