がん性胸膜炎・腹膜炎治療について
がん性胸膜炎・腹膜炎の概要
■がん末期症状の一つであるがん性胸膜炎・腹膜炎
がん性胸膜炎(がん性胸水)は肺がん、乳がん、卵巣がん、食道がん、悪性リンパ腫などが胸膜に直接浸潤した場合や、リンパ節に転移してリンパ管系を詰まらせた場合に起こります。
一方、がん性腹膜炎(がん性腹水)は胃がん、胆道がん、卵巣がん、すい臓がん、大腸がんなど腹腔内のがんが、腹膜に転移したときに起こる病気です。腹水が溜まると、腸閉塞、尿管閉塞などを多々併発します。
プルミエールクリニックのがん性胸膜炎・腹膜炎治療
■腹水・胸水には
-分子標的樹状細胞治療やニュースパークシャワーリンパ球治療
腹水・胸水には腹膜や胸膜の周囲に皮下組織のネットワークを通じて強力にがんを攻撃する「分子標的樹状細胞治療」を行います。
より強い治療が必要な場合は腹水・胸水の量や状況に応じて、「ニュースパークシャワーリンパ球治療」や立体式の温熱治療「パルスターゲット」を使い分け、徹底的にがん細胞を叩いて機能の回復を目指します。
樹状細胞の培養期間は約1〜2週間、リンパ球の培養期間は約2週間です。
■進行した転移巣には
-USサイバーと活性化リンパ球治療
進行した転移巣には、超音波による温熱治療「USサイバー」で腹膜に癒着したがんをはがしてアポトーシス(自死)させ、強い抗がん酵素力の「活性化リンパ球治療」を併用してがんの掃滅を図ります。リンパ球の培養期間は約2週間です。
最新治療法情報 プルミエールはがん性胸膜炎・腹膜炎のここに着目!
■がん細胞を胸膜・腹膜から引き離してから一掃する治療を
がん性胸膜炎・腹膜炎では、胸水や腹水にある低分子物質に着目した治療を行います。
腹腔や胸腔内にはミルキースポット(乳斑)や、ストーマタ(STOMATA)など、異物やがんをろ過する器官があります。このろ過器官にがんの腹膜転移などが起こると、ろ過機能が低下して腹水や胸水が生じてしまうのです。
さらに、腹膜転移や胸膜転移が進行すると、繊維化によって転移層が厚くなり、腹膜同士や腹膜と腸管膜の癒着がさらに悪化します。このような場合には、まずはがん転移を促進する低分子物質の産生を抑えこむ治療が有効です。そうしてから、超音波の振動でがん細胞と腹膜の接着をはがし、遊離したがん細胞を「活性化リンパ球治療」で叩きます。
がん細胞を掃滅するためには、乳斑やストーマタの周囲に対して、「活性化リンパ球治療」と局所的な「分子標的樹状細胞治療」を行います。
より強化するには、「ニュースパークシャワーリンパ球治療」や立体式の温熱治療「パルスターゲット」を併用。徹底的に乳斑やストーマタのがん細胞を攻め、ろ過装置の機能を回復させることをめざします。