悪性リンパ腫治療について
悪性リンパ腫の概要
■リンパ節や胸腺などリンパ系の組織に発生する悪性腫瘍
リンパ系組織に発生する腫瘍で、ホジキンリンパ腫と非ホジキンリンパ腫に大別されます。ホジキンリンパ腫は20~30歳代に多く発症し、原因はB細胞と呼ばれるリンパ球に由来すると考えられています。
一方、悪性リンパ腫の大半を占める非ホジキンリンパ腫は、60歳代以上に多い病気です。発症にはウイルス感染や、遺伝子の一部が入れ替わる転座という現象などが関与していると考えられています。
プルミエールクリニックの悪性リンパ腫治療
■難治性悪性リンパ腫には
-分子標的樹状細胞治療と活性化リンパ球治療を併用
インターフェロンを強化する「分子標的樹状細胞治療」と「活性化リンパ球治療」を行います。樹状細胞の培養期間は約1~2週間、リンパ球の培養期間は約2週間です。
■転移・再発には
-分子標的樹状細胞治療と温熱治療
大きな腫瘍の魂となった悪性リンパ腫の特殊構造を掃滅するには、高頻度による立体式の温熱治療「パルスターゲット」と、「分子標的樹状細胞治療」の二段構えの治療をします。
樹状細胞の培養期間は約1~2週間です。
最新治療法情報 プルミエールクリニックは悪性リンパ腫のここに着目!
■特殊な増殖様式を打ち破る治療を
悪性リンパ腫では、その特徴的な増殖様式に着目した治療が有効です。リンパ腫細胞は、リンパ管やリンパ節の血管内皮などに取り囲まれるような形で成長します。その際、リンパ節やリンパ管は正常構造を保ったままで、そのなかにリンパ腫が寄生するような形で増えていくという特徴があります。こうした悪性リンパ腫の特殊構造を打ち破るには、順序立てて治療を行わなければなりません。
まず、立体式の温熱治療「パルスターゲット」でダメージを与え、がん細胞を弱化させてアポトーシス(自死)を促します。次に、弱化や自死したがん細胞を排除するために、樹状細胞の処理能力(貪食力)を利用した「分子標的樹状細胞治療」を行います。分子標的樹状細胞治療は転移や再発を起こしにくくするための最終処理としても効果的です。