前立腺がん治療について
前立腺がんの概要
■早期発見早期治療のケースが多いが、転移した途端難治性になるケースも
前立腺がんは加齢とともに発症率が高くなり、80歳代男性の半数以上が罹っているといわれています。比較的発見が容易で、早期の段階ではホルモン治療が比較的効きやすく、副作用はあまりありません。
ところが、がんがリンパ腺や骨盤、脊椎などに転移・浸潤したとたんに、治療法がなくなってしまうケースが多々あります。
プルミエールクリニックの前立腺がん治療
■タキソテール使用の場合には
-ニュースパークシャワーリンパ球治療
抗がん剤のタキソテールを使用可能な場合は、「ニュースパークシャワーリンパ球治療」でサポート治療します。リンパ球の培養期間は約2週間です。
■抗がん剤が効かない場合には
-超特異的リンパ球群連射治療
タキソテールが効かない場合は、「超特異的リンパ球群連射治療」と、転移巣に「分子標的樹状細胞治療」を週1回のペースで行い、抗がん力を高めます。樹状細胞の培養期間は約1〜2週間です。
■骨転移がある場合には
-ニュースパークシャワーリンパ球治療やUSサイバー
骨転移には、抗がん酵素の力でがんを封じ込める温熱治療の「ニュースパークシャワーリンパ球治療」や、膀胱の転移・浸潤には超音波による温熱治療の「USサイバー」に実績があります。
最新治療法情報 プルミエールクリニックは前立腺がんのここに着目!
■MT1-MMPの産生を抑えて転移・浸潤をブロック
難治性前立腺がんの場合、MT1-MMP(がん周囲の間質細胞で産生される酵素)の働きを抑える治療が有効です。このMT1-MMPは、内分泌治療(ホルモン治療)が効いている間は大人しくしています。しかし、ホルモン治療が効かなくなると、MT1-MMPの量は増加。それによって、がんはたちまち増大し、骨やリンパ節などへ転移したり、膀胱に浸潤します。
ですから、難治性の前立腺がんでは、がん細胞だけではなく、MT1-MMPを産生する間質細胞を攻撃することも重要です。そのために、MT1-MMPを捕捉する「分子標的樹状細胞治療」や、CTL(特異的キラーリンパ球)を積極的に活用する「特殊型リンパ球治療」で、がんの間質細胞の活動を抑え込みます。
そして次の段階で、活性化リンパ球が前立腺がんを叩く治療を行います。
また、転移や浸潤の抑制として超音波による温熱治療の「USサイバー」が有効です。USサイバーの超音波温熱の微細な震動波が、がん間質細胞の働きを弱めるとともに、がんのアポトーシス(自死)を起こさせます。
その他、がん間質細胞を補助する腫瘍血管阻害薬のサリドマイドも内服治療として有効です。