子宮がん治療 タイトル

子宮がん治療について

子宮がんの概要

■子宮頸がんの発症にはウイルス感染が関与

子宮がんには、子宮頚部(入口付近)にできる子宮頸がんと、子宮体部(内膜)にできる「子宮体がん」があります。「子宮頸がん」の発症には、HVP(ヒトパピローマウイルス)というウイルス感染が関与しているケースがほとんどです。

一方、「子宮体がん」の場合は、子宮体の内側を覆う子宮内膜の細胞が、異常増殖してがん化することが原因です。

プルミエールクリニックの子宮がん治療

■難治性子宮頸がんには

-ニュースパークシャワーリンパ球治療

進行している子宮頸がんには、「ニュースパークシャワーリンパ球治療」で、骨盤内への集中治療を行います。リンパ節転移のある場合は、局所タイプ温熱治療のパルスターゲットを組み合わせます。リンパ球の培養期間は約2週間です。

 

⇒ニュースパークシャワーリンパ球治療とは

 

■歩行困難な場合は

-超特異的リンパ球群連射治療

子宮頸がんが、骨盤内のリンパ節転移や骨転移を起こしたために、歩行困難になっている場合では、免疫細胞治療の中でも濃厚な治療法である「超特異的リンパ球群連射治療」に加え、骨盤腔を取り囲むように「分子標的樹状細胞治療」を行います。

 

⇒超特異的リンパ球群連射治療とは

 

■難治性子宮体がんには

-超音波によるUSサイバーと新型高速温熱リンパ球治療

難治性の子宮体がんには、超音波による温熱治療「USサイバー」と「新型高速温熱リンパ球治療」を併用します。治療効果が芳しくない場合は、「超特異的リンパ球群連射治療」を行い、分子標的樹状細胞を腹部に数ヶ所注射することも効果的です。樹状細胞の培養期間は1~2週間です。

 

⇒局所タイプ温熱療法USサイバーとは

⇒新型高速温熱リンパ球治療とは

 

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■GRP78(ストレス応答タンパク)発現抑制が治療のカギ

難治性・進行性の子宮がんを治療する際、「小胞体ストレス」という、がん増殖のメカニズムに着目します。がん細胞が急激に増殖すると、腫瘍血管新生が不十分になり、腫瘍中心にある血管は、低栄養などのストレス状態に陥ります。

 

このような状態では、がん細胞の小胞体に、栄養飢餓に対する耐性メカニズムとして、小胞体ストレス応答(UPR/unfolded protein response)という現象が起こります。アンフォールデット・プロテイン(unfolded protein/折りたたみ不全のタンパク質)が蓄積され、小胞体ストレスに関与する遺伝子やGRP78(ストレス応答タンパク)が発現亢進し、がん細胞のストレス耐性を増強。抗がん剤がなかなか効かなくなります。

 

ですから、GRP78の発現を抑えることは、がん細胞における小胞体ストレス応答の抑制に繋がり、抗がん剤の感受性(効き目)を高めることになります。従って、免疫染色法による検査を行った上で、GRP78をターゲットとした「分子標的樹状細胞治療」や、キラーT細胞を増強して、抗がん力を高める「特殊型リンパ球治療」などを行うことが有効です。

 

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公開日時:2013年1月31日 | がん種別治療法 |