胃がん治療について
胃がんの概要
■国内で発生率が最も高い胃がん
胃がんは国内で最も患者数が多く、死亡率は肺がんに次ぐ第2位です。塩分過多や熱い食物の摂取、不規則な食生活、喫煙などが主な原因です。そのほか、40歳以上で70%が感染しているというピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)も発症と因果性を持っています。ピロリ菌は胃がんのほか、胃潰瘍・十二指腸潰瘍、萎縮性胃炎の要因でもあります。
プルミエールクリニックの治療法
■抗がん剤が効く場合には
-新型高速温熱リンパ球治療
S-1やタキソールなどの抗がん剤の効果がある程度期待できる場合は、「新型高速温熱リンパ球治療」を併用して抗がん剤との協調作用を高めていきます。リンパ節転移巣が大きい場合や肝臓などに多発転移している場合は、「ニュースパークシャワーリンパ球治療」で病巣を中心にがんを強力に叩いて免疫力の回復を図ります。リンパ球の培養期間は約2週間です。
⇒新型高速温熱リンパ球治療とは
■抗がん剤が効きにくい場合には
-超特異的リンパ球群連射治療や分子標的樹状細胞治療
抗がん剤が効きにくい場合には、即効性と抗がん力に優れた「超特異的リンパ球群連射治療」や、皮下組織のネットワークを通じてがんを封じ込める「分子標的樹状細胞治療」で免疫力を高めます。樹状細胞の培養期間は約1〜2週間です。
■スキルス性胃がんには
-分子標的樹状細胞治療とUSサイバー
難治性のスキルス性胃がんには、抗がん剤治療に「活性化リンパ球治療」を加えます。局所治療として「分子標的樹状細胞治療」や温熱治療の「USサイバー」を併用して抗がん効果を高めます。
最新治療情報 プルミエールクリニックは胃がんのここに着目!
■HER-2の過剰発現を抑制し、QOL(生活の質)を維持できる治療を
がん性腹膜炎や腹水などを起こしている難治性胃がん、スキルス性胃がんでは、がん細胞膜上にHER−2(ヒト上皮成長因子受容体2)という分子が過剰に発現していることがあります。HER−2は急速にがんを増やして多発転移を誘発するので、注意が必要です。
食道接合部などに腫瘍があり、抗がん剤が効きにくくなっている場合には、少ない副作用で治療効果を期待できる分子標的薬のハーセプチンを使用します。さらに、HER−2の働きを抑えてQOL(生活の質)を維持できる治療として、「活性化リンパ球治療」や「分子標的樹状細胞治療」を併用します。また、難治性胃がんには、温熱治療の「USサイバー」と活性化リンパ球治療を合わせた治療が効果的です。さらに、腹壁の皮下にも分子標的樹状細胞治療を行って、抗がん力を高めます。
NK活性が低下している場合には、「超高密度スーパーNK細胞治療」がお勧めです。培養によって増強されたNK細胞が領域の広い抗がん力を発揮します。