新型高速温熱リンパ球療法について
抗がん剤治療をしている方
広範囲、全身に転移している方
胸水・腹水のある方、がん性腹膜炎の方
広範囲、全身に転移している方
胸水・腹水のある方、がん性腹膜炎の方
- 活性化リンパ球のがんへの到達率を向上させる
- 通常1~2週毎
がん患者さまの場合、血行不良やリンパの流れが悪いため体が冷え、せっかく投与した活性化リンパ球が、がんに到達するまでに体内で減少してしまうことがあります。活性化リンパ球を効果的にがんまで到達させるためには、リンパ球が活動しやすくなる約38度(平熱より1~2度高め)まで体を温め、リンパや血液の循環を良くすることが必須です。
新型高速温熱リンパ球療法とは
高速加熱する装置を用いて活性化リンパ球を温めながら点滴によって体内に戻します。同時に、EH波式温熱療法あるいは遠赤外線温熱療法を併用して点滴を受ける患者さまの全身もしくは半身を深部まで温めていきます。これらの温熱療法は、入浴やカイロ、赤外線ランプなどでは到達できない深層部までしっかりと加温できるので、新陳代謝や循環を良くして体の芯まで温めます。
体を加温しリンパ球自体も温めながら治療することでリンパ球が体内で再活性化し、抗がん酵素やインターフェロンなどの免疫物質が活発に働きはじめます。さらに抹消循環が改善され、活性化リンパ球の病巣部までの到達率が向上します。
採血 | 1回 約22mL(混合型の場合) |
リンパ球培養期間 | 約2週間 (個々の治療内容により培養法や日数が異なります) |
活性化リンパ球投与法 | 点滴 |
温熱照射 | 点滴時にEH 波式温熱または遠赤外線温熱 |
*標準培養は混合型リンパ球を用いますが、病態により特殊型リンパ球や超高密度NK細胞でも可能です。また超特異的リンパ球群連射療法を用いた治療法も効果的です。
公開日時:2011年7月10日 | HOME,温熱式 活性化リンパ球療法 |