いつまでも一緒。
スイスのAlgordanza社が、故人の遺灰からダイヤモンドを作る技術を開発しました。これまでも、生前に故人が愛用していたものを形見として受け継ぐ風習はよく見られましたが、これからは亡くなったあとも、日頃から身に着けるアクセサリとして故人と人生を共にすることができるようになりそうです。
さて、その開発された製法ですが、遺灰を地球のマグマほどもある圧力と熱にかけ、圧縮してダイヤモンドにするんだとか。もちろん、素材となる遺灰に、要望がなければその他の不純物を混ぜることはなく、事前に遺骨や遺灰のなかから抽出した炭素のみが使われます。親しい人の限りなく生まれ変わりに近いダイヤモンドが得られるのは、嬉しいですよね。
こちらが実際に製造されたダイヤモンド。遺灰に含まれるわずかな化学成分の割合、そして特殊製法によって、このように少し青みがかったものに仕上がることが多いんだそうです。
もちろん遺灰に含まれる成分は人によって個人差があるので、無色透明に近いものもあれば、美しいブルーになることもあるみたいですよ。この自然に出来上がった色というのも、他にはない故人ならではのカラーとして生まれたんだと思うと、とても素敵なものに思えますね。
Algordanza社が開発したこの技術によって、毎年800人から900人の遺灰からダイヤモンドが作られるそうですが、それらの顧客の25%は日本人なんだそう。国民性でしょうか、親しかった人に対する気持ちや思い入れを形にしたいと考える人が多いのかもしれませんね。ちなみにダイヤモンド制作にかかる費用は、5,000ドル(約54万円)から2万2,000ドル(約238万円)。また、その制作期間は3か月ほどだそうです。
亡くなった人を形にするという、このビジネス。賛否両論あるかもしれませんが、個人的には残された人が人生の歩み方を決めるの1つの選択肢として、とても価値があるように思いました。
source: Algordanza via NPR.org
(今野愛菜)
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