死ぬまで回り続ける
たまに、自分の事を棚上げにして、何を断言口調で偉そうに書いているのだろうなと自分に対して思う事がある。余裕がないから必死になり、焦燥感が脳内に毒を与え、痛みから解放されたいが為に吐き出してしまう。基本的に自分が助かる為に、周囲を混乱に陥れてしまう、人間のクズなのだ。早めに死んだ方が良いのかもしれない。そう思えば思う程、深い思考が続き、「人間なんてこんなものさ、だから些細な事に惑わされたって仕方ない。鈍感に生きるしかないのさ」と自己正当化の答えが導き出される。
その結果、まがいものの幸福感が生まれ、似合わないのに必死に着飾る。街に出て、本物の笑顔を見つける度に、ハリボテで構成された自分の人生にツバを吐きたくなり、更なる絶望感に襲われ、果ては相手のない戦争を開始してしまう。
そして、またも早めに死んだ方が良いのかもしれないなと思い始め、同時に深い思考も始まり、行き着くのは偽物の楽観思考であり、子供騙しの理屈。
僕は死ぬまで、こうしたサイクルを回して生きて行くのだろう。
- 作者: V・S・ラマチャンドラン,サンドラ・ブレイクスリー,山下 篤子
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2011/03/25
- メディア: 文庫
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