2014年6月20日、東急電鉄が配信したプレスリリースが興味深かった。「東急多摩川線・池上線を夏季臨時ダイヤで運行します」というタイトルで、内容は以下の通り。
2路線とも朝の通勤ラッシュ時間帯前に1本増発。東急多摩川線は夕方の早い時間帯も増発している。一般紙では取り上げられなかったようだが、鉄道ニュースメディアではこのプレスリリース内容がそのまま報じられた。しかしその理由は詳しく報じられなかった。
なぜ、こんな時間帯に増発するのだろうか。
実施期間を見ると、7月から9月である。実施時間帯を見ると、通勤よりは通学の時間帯である。でも、夏休み期間は通学する生徒や学生はむしろ減るだろうから、増発は逆で、むしろ減便のほうが理解しやすい。そもそも7月上旬から9月下旬という期間は、夏休みよりも前後に長い。これは学校とは関係なさそうだ。
そんな疑問を、東急電鉄に勤める知人に聞いてみたところ、「ああ、それ、ボクらは"キヤノンダイヤ"って呼んでますよ」とのことだった。
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