今年は僕にとって今までの人生で最も辛く苦しい一年でした。

3月に背骨を骨折してから、1ヶ月かけて、なんとか寝たきりから脱して、寝返りが打てるようになり、足が動くようになり、立てるようになり、歩けるようにはなり、自力でトイレまで行けるようになったものの、今でも毎瞬毎瞬激しい痛みが襲ってきます

それでも家族3人を養っているので、仕事をしないわけにはいかないし、痛み止めを飲み、睡眠薬を飲んでいる内にいずれも重篤な依存症になってしまいました。鬱病の親を置いて、これ以上また薬を抜くために入院するわけにもいかないし、今、僕ができる事はできるだけ仕事をして、入院してた分のお金を取り戻して、また同じような事が起きないとも限らないので貯蓄しておく事です

親を精神病院に預けて、面倒見てもらう事も考えましたが、まだ若いし、どこもなかなか空きはないみたいで、それに何より親は精神病院に行きたくないと拒みます

🎵桜の花びら達が咲く頃 どこかで絶望の鐘が鳴り響く〜 私たちに明日の不安と心配をくれるわー🎵

🎵あ痛かった〜 あ痛かった〜 あ痛かった〜 ＮＯ あ痛かった〜 あ痛かった〜 あ痛かった〜 背骨〜🎵

僕の頭には入院中ICUの天井をずっと見ながらそんなHKB48（閉経ビー48）の歌が鳴り響いていました。それがフランダースの犬ばりの、天使のラブソングかと思い、やっと俺は死ねるのか、こんなにも馬鹿馬鹿しいゴミで煌めく世界からおさらばできるのか、とルンルン気分でいました。

しかし、いつの間にか人工呼吸器は外され、体中に張り巡らされていた点滴が外され、最後には指についてた脈拍と酸素濃度の計器と血圧計が外され、一般病棟にれて行かれました。やはりパトラッシュとルーベンスの絵がなかった事が黄泉の国への入り口が開かなかった原因だと今は分析しています。わざわざベルギーのホーボーケン村まで行ってネロとパトラッシュのちっさい銅像に会ってきて、さらにアントワープまで行ってルーベンスの絵を見て来たのに、、効力なかったですね（笑）とにかく僕は神様に生かされしまいました。そして1ヶ月で退院して、3ヶ月は絶対安静と言われてたのに、お医者様の忠告を無視して、次の日から仕事に出掛けました（笑）

こんな穢らわしい世界にいても辛くて苦しいだけだし、黄泉の国への憧れは日に日に強くなっていく一方でした。自殺サイトも覗いて練炭も買ってきて、毎日今日仕事から帰ってきたら、自殺しようと仕事に行く前に決心するのですが、次の日の仕事の事や残された親の事を考えると、どうしても自殺する事はできません。そんな自分が情けなくて情けなくて枕を涙で濡らしながら毎日寝ていました。その内睡眠薬をいくら飲んでも寝れなくなりどんどん強力なものになっていきました（ちなみにベゲタミンA）。僕が今生きているのは親とAVがあったからに他なりません。

痛み止め（こっちは普通に処方のロキソニン）がないと痛くて朝起きる事もできないし、強力な睡眠薬を飲まないと夜は寝れないし、当然強力な睡眠薬は持続時間も大変長いので、仕事中も眠くて眠くて何をしてるかわからない時や台詞が全く覚えられない時もしばしばです。なので、今年の9月以降(AVは撮影からおよそ3か月後に発売されます)に発売される作品の僕はきっと凄く眠そうで絡みもポリネシアンセックスかと思うほどにノロノロしてると思います。

痛み止めや睡眠薬のために自分が何をやってるのかよくわからない中でブログを書るき、牧野さんを筆頭に多くの人々を傷つけました。朝になり、ブログや人に送ったメールを見ると、こんな酷いブログやメールを書いていたのかと、思うものばかりで、書いては削除し、書いては削除し、を繰り返しました。メールはもう取り返しがつきません。当たり前ですが、大勢の監督や友人達がそんな僕の元を去っていきました。でも、おかげでそんな時も僕を見捨てないでいてくれる監督や友人も選別できたので、今ではよかったと思っています。いざという時に心が温かい人と冷酷な人も見分けられるようになりました。

そんな中でも僕を見捨てないで使い続けてくれている寛大過ぎる監督には感謝の気持ちでいっぱいです。