2014年11月1日土曜日

【ブロガーインタビュー】 "i-skyd"の柏舜さん〜15歳で100万PVを達成したその裏側、ネットは年齢関係ない!〜


ブロガーインタビュー、今回は15歳が運営する月に100万回見られるブログ "i-skyd"の柏舜さんへのインタビューです。



インタビュー雑感

15歳の柏舜君が運営する"i-skyd"へのインタビュー。20代や30代からすれば天才中学生的に思えてしまいます。確かに彼は天才ですが、インタビューをして思ったことは「至って堅実に必要なことをした結果」が今であるということでした。


ブログを始めたきっかけ

中1の冬にアプリを購入しまくっていてお小遣いが欲しくなったんです。そこで、RSSで購読していたブログの中で、ブログで稼ぐ方法が紹介されていたので、自分でやってみたいと思いました。

学生の頃からロボコンに出るくらいには機械に詳しかったので、自分が検索しても解決出来なかったOSやアプリに関してのTipsを最初は書いていきました。



 ブログのターニングポイント

2014年1月に一気に検索での訪問が増えました。

伸びた理由は、iOS7が出始めたばかりの時のJail breakネタを競合が書かない記事を量産したからだと思います。


こちらのブログにはもう1人執筆者がいるようで、ブログが好転していく過程でモチベーションもアップし記事の更新頻度も増えていったようです。そして今年の8月には遂に月間100万PVを達成したとのことです。


執筆するネタをどうやって選んでいるか?

自分や周りが困ったことでググっても出ないことを書いています。

サラッとそう言う柏さんですが、「そんなこと書いても伸びないもんもあるよ」と思わえる方もいらっしゃるでしょう。やはりネタ選びだけでなく記事の中身もしっかりと伴っていなければ結果は出ないと思われます。


大人が書けない文章を書ける強み

中学生が使う言葉で書くとユーザが検索しやすい文章が生まれるんです。

これは目からうろこでした。例えば、LINEのアプリを「ダウングレードする」記事を書くときには、「バージョンを戻す」という言葉を使ったようです。技術に詳しい人は「ダウングレード」という言葉を使いますが、普通のユーザーは「バージョンを戻す」という言葉を使うのです。これだけで検索需要への供給が人と異なって強みとなるわけです。

また柏さんは技術に詳しいですが、周りに技術に詳しくない人とアプリやOSについて話をしているようです。それ故に「わからな人の気持ちが自然とわかる」文章が出来上がっていくのでしょう。


なぜ柏さんは周りの学生よりも技術に詳しいのか

父親がネットやPCをよく使う人でしたので親の影響だと思います。


これ実は大切なことなんです。今の時代スマートフォン等デバイスでインターネットに触れる小学生や中学生は多いですが、親世代がPCメインで普段から生活してると自然とそのデバイスも自然と使えるようになってきます。それが好転に次ぐ好転で柏さんは技術に詳しくなっていったのでしょう。


これからの展望

今後も執筆活動を続けますが、アプリ開発やソーシャルを活用したバズマーケティングにも挑戦していきたいですね。

まだまだ15歳、全てがこのままうまくいくかというと人生そんな簡単ではありませんが、現時点で多くのブロガーが憧れる100万PVという次のスタートラインに立ててる柏さん。今後の活躍が楽しみです。

柏君が開発したアプリ:11月2日追記

「Keikyu Tools」という有料の京急好きで鉄道マニアという、非常にニッチなアプリですが、お小遣い以上にはなっています。
鉄道マニアの友人が欲しいと言ったので、HTML5で作成したそうです。
用途は、

・どういう車両に何回のったか?を記録出来る
・運用情報がどうなっているのか?を確認出来る

などなど。
もし宜しければダウンロードしてはいかがでしょうか?

インタビュー:星野善彦

リライト:柳下修平